実家の母が突然入院となりました。

89才とかなり高齢ですが、同年代と比べたらしっかりしています。内臓系の疾患もありませんし、足腰は相当弱っているとはいえ、まだ自力で近所の公園、ジム、スーパーくらいは行けています。

そんな母が歯の具合が悪いから行きつけの歯医者に行くといっても、家の近くの歯科医院、何も心配することもなくほぼ聞き流す程度で聞いていました。
昔からすごく健康な人でしたが、歯だけは別。
何もかも健康な母の唯一の泣き所が歯だったと言えるかも。若いころからしょっちゅう歯医者に行っていましたし、今の私の年の時には何本も差し歯になっていたと思います。

聞いていたのは「差し歯がまたとれたから行ってくる」ということ。

それなのに、その日のうちに近所の総合病院を紹介され、行った先で即日入院を言われるという事態になったんです。

妹と2人で付き添い、入院手続きをしましたが、入院ってやはり大変。午前中から行っていて帰ったのは夕方でした。

なぜ差し歯の具合を見てもらうだけのはずだったのが即日入院を言われる事態となったのか。これがまた意外なこと、というか今の時代当たり前のことなのかもしれませんが、、、

母の場合はとれた差し歯の歯茎から菌と炎症が広がり、それが体内に回って高齢であることも原因で身体自体が入院治療が必要なほどに弱ったということ。主治医曰く「3週間ほど入院してほしい状態」と。そんなに?!とかなり驚きました。

歯の健康って今の時代とても重要みたいですね。歯周病と認知症の関係性もわかってきているみたいですし。歯の健康が寿命にも直結するということが分かってきた時代なんですね。ひと昔前はだんだん弱ってくる高齢の家族がいても、歯が原因とはあまり思わなかったんじゃないでしょうか。

母の時代はもちろん、私の時代だって子供のころにそこまで神経質(今の時代は常識)に口腔ケアを指導されませんでした。子供だったら虫歯の1つや2つあるのは当たり前で、昭和の子供であれば機械の性能もまだまだのあの異常な痛い治療に恐怖した子供は多かったはず(私だけとは思いたくない( ;∀;))

でも平成の時代はもう違いましたね。娘も甥も虫歯の1本もなく大人になりました。
令和の年寄りとなった私も化粧品にはお金をかけなくても、歯科検診は欠かさず同時にホワイトニングもして歯の健康と見た目にはとても気をつかっています。
そして年寄りは歯の異常で即日入院となり適切な治療を受け、さらに長生きできる時代なのでしょう。