親友が遊びに来てくれたので、近くのイタリアンでランチ、そのあとは家でひたすらおしゃべり。
たまたま今回会う直前に、CA時代の同期の1人が定年退職した同期Aちゃんのラストフライトの様子の写真を、連絡のつく範囲で同期全員に共有してくれたことで、その話題となりました。
同期といってもセミ同期で一緒にフライトしたこともない彼女ですが、訓練開始前の研修から、訓練中もずっと一緒だったので、仲良く話した記憶はしっかり残っている彼女。私より1歳年上だったので「そうか、65歳で定年か」と感慨深かったです。
親友と感慨深いね~と懐かしく話題にしたものの、実は2人ともAちゃんとはそれぞれが結婚したころから1度も付き合いがありません、、、セミ同期でしたしね(^^; 30代、40代のころけっこうマメに開かれていた同期会は同期の20人だけで、セミ同期まで合同というのはなかったし。そもそも会社に残って働き続けていた子たちは忙しかったり日程が合わなかったりで専業主婦たち(結婚と同時に辞めた、子どもができた時点で辞めて専業主婦となった同期のほうがずっと多かったです。まだそういう時代でした)の設定する集まりにはほとんど来ておりませんでした。
同期でもセミ同期でも、訓練を終えたばかりの新人のころは何かと心ぼそく不安でもあり、ステイ先のホテルで会おうものならお互い大喜びで観光にショッピングに食事にと、仲良く一緒に行動したものですが、パラパラと退職していき、結婚し子どもができライフスタイルもそれぞれ、となってくると、同期でも特別仲良かった人としか交友関係は続きませんでした。私の場合は。そして63歳の今、その後のライフスタイルも熟知していてなんでも話せるのは親友と、孫守でなかなか会えなくなっている1人、で2人だけです。
なので、Aちゃんの「定年退職のラストフライト」の写真と、空港までかけつけてお祝いしたAちゃんと仲良しだったセミ同期Bちゃん、Aちゃんと同じく会社に残っていて来年定年のセミ同期Cちゃんと、同期のD子、彼女らの写真を見て私が思ったことは、、、
「誰?」「どれが誰?」「同期のD子しかわからん、、、」(D子には同期会で50代のころも会っている)
20代のあのころから40数年、面影はある、もちろん。だからスマホの写真をを指でぐぐっと拡大して見たらすぐにわかりましたけど。小さい画面でパッと見た最初は全員知らない人の集合写真みたいで、、、
それが親友も全く同じだったということ。
2人で改めて一緒に見ながら「花束持っている真ん中がAちゃんということはすぐわかるよね、確かにAちゃんだわ、でもけっこう変わったわね、40年以上もやってて今やチーフパーサー?マネージャーか?貫禄あり過ぎて一瞬わからなかったわ。言われないとAちゃんだってわからなかったかも。右がBちゃんで左がCちゃんね、Bちゃん、昔は折れそうに細かったからわからなかったわ」「D子だって50代まで定期的に会ってたからわかるけど、こんなショートヘアにちゃって貫禄もついて雰囲気変わったし、もし20代のイメージのままでその後1度も会ってなかったらわかるかな??」
と、言いたい放題したあと2人で「ということは、Aちゃんたちだって、今私たち2人の写真唐突に見せられたら、『これ、誰??』ってなるってことだよね、、、」とションボリ、、、😞
「もしも、さっきのイタリアンで、隣のテーブルでAちゃんたちがランチしてたとして、私たち気づいたと思う?」「いや~~自信ないわ」「向こうは『あら!rioとMじゃない!』ってすぐ気づいてくれるかな?」「いやーーーどうだろ?自分では変わってないと思っていてもそう思うのは自分だけかもね。」
私と親友は、20代の知り合ったころからずーっと交友関係が続いて60代に。子育てに忙しい時期ですらお互いの子どもが一緒に遊んだこともある付き合いです。
で、お互い「全然変わってない!」と言い合っています。お互いお世辞でもなんでもなく。
でも、もし、40年近いブランクのあとだったら?
「やだーー!あなた、激変し過ぎでしょ!(本音)」ということか(^^;
20代、楽しいことも苦しいこともぎゅぎゅーっと凝縮された刺激的で濃い時間だったけれど、人生の中ではほんの短い期間。あれから40年以上。ピチピチの20代から一気に60代。1度も会うことがなければ濃い時間を過ごした同期でさえわからない。街中の雑踏で、もしかしたら小学校時代仲良く遊んだ同級生や中学校時代のあこがれの人なんかが隣を歩いている、なんてこともあるのかも?永遠に気づけないんだろうけど。