夕方、晩ご飯のしたくに忙しい真っ最中、母から家の鍵がない!と電話を受けて、実家の合鍵を持ってかけつけました。
お友達の家に行っていたとのこと。
帰ってきたら鍵がなくて、どこに落としたかわからないと。
物忘れ外来を初めて受診した翌日も、処方された認知症の薬がない!と電話がかかってきて、探すのに大変だったんですが、そのときも前日の母の行動を確認したら、病院から車で送って家の前でおろしたその足で出かけ、帰りがけにお友達の家に寄ったとのことでした。お友達の家にないか電話して聞いたけれどなかったとか、なんやかや母が言い訳していましたが、その時には「お友達の家で認知症の薬をバッグから出したりしないでしょ、家の中にあるはず」と言って、母が出かけたことは気にもせず、家の中が散らかっていることのほうが気になって「この状態だからモノがなくなるんだ」と、それが原因と決めつけておりました。
お友達の家に行くとなにかしら大切なものを落としてくるのはたまたまか??
妹が「お友達の家に行っていた」というのは妄想??その辺を徘徊して持っているものをなくしているんだとしたらどうしよう?というのでさすがに心配になってしまいましたが、
徘徊だとしたら、毎回自分の家に戻れている、これはあり??そんなわけないと思うんですが、、、
お友達というのも、母が地域のことをやってきたり、犬の散歩でできた長年のお友達で、そういう場所でできたお友達なので当然ご近所です。高齢となった今でも充分行ける距離です。
薬の時も今回の鍵の時も、出かけた内容について「○○さんとボランティアの帰りに家によっておしゃべりしてきた」「△△さんの家は昔は歩けたけど、今はきついからバスで行って来た」などと具体的。
そして私が鍵を開けたあとは、迷惑をかけてごめんなさいと謝ってくれた上に、「これからバス会社に鍵の落とし物がないか電話してみる」と、とても認知症のせいで徘徊しているなんて思えない。
あとから妹と「徘徊は違うでしょう。でも、昔からいろんなものをなくす人だったし、いつだってなにかを探している人だったから、今あれこれなくしても、それが認知症が進行しているのかまったくわからないよね。」と話しました。
それでも、昔は絶対に飲まないといけない薬とか家の鍵とか、かなりだいじなものをなくすということはそんなになかったと思います。
私だって注意力もないし、忘れ物は多いしで、今の母とそう変わらないんじゃないかと思ったりする毎日ですが、さすがにだいじなものばかりなくすということはないです。
ただ、91歳ともなればさすがに注意力がなくなってきているから、どうでもいいものに加えて、だいじなものまでなくすようになってきたのだともいえるでしょうし、、、やはりどうしても、90代はこんなもんでは?と毎回思ってしまいます。
母方、父方両方の祖母は90代半ばまで生きて最後まで頭はしっかりしていました。
祖父は両方とも短命、父も69歳と短命、男性陣はみな呆ける暇ありませんでした。
母が家族で初めて認知症と診断され、家族としてもわからないことも多いです。
なので、今の母の行動が少しでもおかしいと「これは認知症が進んでいるということか?」といちいち気にしてしまいますが、同時に「90代としては普通なんじゃないかな」とも思っている。
普通は医師から認知症の症状にありがちなことについて説明を受けたら、それを基準に「以前はこんなことなかったのに」と判断できるんでしょう。
母の場合はそれがとても難しい。怒りっぽくなってきたとか、片づけられなくなってきたとか、ものをなくすとか、ものがないとか、主治医から「このようなことが急に増えてきていませんか?」と言われたこと全部が全部、母は昔から。
とりあえずは、怒りっぽくてヒステリックなところ、とてもとてもわがままで自己中なところや、家を散らかすのも、若くてパワーのあった昔よりだいぶマシになってきているので「認知症が進んでいるんではないだろう」と判断しています。
90代という高齢で体力も気力も根気も昔よりないからなのか、それとも認知症の薬がとてもよく効いているからなのか、わからないといえばわからないんですが、「認知症がかなり進んでしまったな」とはっきりとわかる状態になることを思えば、今の「これは認知症が進んだのか、高齢ゆえか、どっちだ?」と判断に困る状態であるなら良いことです。この状態で踏みとどまれるといいんですが。