昨日小学生の時に夢中で読んだ懐かしいマンガのことを記事にして、同時に懐かしく思い出したのは小学校時代6年間を通しての親友Mちゃんのこと。
Mちゃんは私以上にマンガが大好きで私以上にたくさん読んでいました。

すごく勉強ができていつもクラスで1番、とても頭の良い子でした。
そしてもう一つ突出していたのが絵の上手さ。
図工の時間の写生でもちょちょっと描くイラストでもすごく上手でした。私も絵を描くことは大好きだったのでよく2人でイラストを描いて遊んだりしました。私はMちゃんには及びもしない力量でしたけど。

そんなMちゃんなのでマンガが好き、ここまでは私と同じでも、Mちゃんの場合は自分でもマンガを描いていました。。絵も上手、お話もおもしろくていつも楽しみに見せてもらっていました。

そして、マンガも大好きでしたが、本が大好きというのもMちゃんと私の共通点。
図書室にせっせと通いつめたのは懐かしい思い出ですが、いつもMちゃんと一緒でした。

リカちゃん人形でハウスや小道具を使ってあらゆるシチュエーションと世界を作って遊ぶのが大好きなのも同じ。

とにかく好きなことの共通点が多く、性格もとても穏やかで優しい子だったのでMちゃんとはケンカもほとんどしたことはない親友でした。

さて、小学校時代の6年間ずっと、友達も私も誕生日には家での誕生日パーティーなるものを開いておりました。(娘も小学校6年間やりましたよ、大変でした、はい、これは親がひたすら大変ですね・・)

昭和の小学生どうしの誕生日プレゼントですから可愛い文房具とかハンカチのセットとか陶器のキレイな貯金箱とか、そういったものをあげたりもらったりしていたと思います。
実は6年間で自分は友達にどんなものをあげて自分はどんなものをもらったのか全く覚えていません。唯一覚えているのは小学校3年生の時のMちゃんからのプレゼントです。

小学校3年生の時の私のお誕生日会。
家に来てもらうのに、全員で学校で待ち合わせ。
そこから家までみんなで行きました。
待ち合わせの校門前に着くと、Mちゃんは本を読みながら待っていました。
本に夢中で友達が全員そろって家まで歩く道々もずーーっと本を読みながら。
家に着くギリギリまで読んでいました。
私も本が大好きだったし、何か今夢中になっているのがあるんだな、くらいに思って邪魔はしなかった。2人きりだったらもちろん声かけたと思うけど他にもたくさんお友達がいたので。

お誕生会が始まって、ケーキのろうそくに火をつけて吹き消して、みんなからのプレゼントを順番にもらう。
Mちゃんの番がきて彼女が「お誕生日おめでとう!」と渡してくれたものはさっき読み終わったらしいその本でした。

本は大好きだし私にとってはすごく嬉しいプレゼントでしたが、でも、子ども心にも「え~~??それってあり??」と思ったのを今でも覚えているんですよね。
そして、その場にいた他の仲良しの数人のお友達全員、やっぱりMちゃんがその本を差し出したのを見てかなりビックリした顔をしていたのも覚えています。
校門前で待ち合わせしたときから夢中になって読んでいた本ですもんね。
学校では勉強が1番で絵も上手で優等生のMちゃんですから、全員同じことを思ったんだと思います。「そういうこと、普通する??しかもMちゃんが・・・」って。

本はMちゃんのお母さんが買ってきてくれたものだったそうです。お母さんがプレゼント用に本屋さんで選んで買ってきてくれたと言っていました。

Mちゃんはまだ読んだことがない本だったので我慢できなくなって家を出たらすぐに包装紙を破って本を出して読んでしまったということなんだなとあとから思いました。

子ども心にも内心びっくりし、道々本に没頭していたMちゃんの様子を今でも覚えている出来事です。

Mちゃん、還暦の今でも毎日本に浸っているでしょうか・・
そして還暦の今でも私みたいにマンガも読んでる??
小学3年生のあの日、私へのプレセントを開けて読んじゃったこと、覚えているかな?(笑)あれから50年以上たちました。

Mちゃんがプレゼントしてくれた本。ボロボロですが今でも持っています。

くまのパディントン
くまのパディントン2

とても気に入ったこの本、その後シリーズで揃えてもらいました。

パディントンシリーズ