60歳の今、煩わしい人間関係も、相手からどう思われても多少悪く思われても気にしないと思えるようになってかなり楽。
そんなにいい人と思われなくてもいいやと、見栄っ張り度数も急降下。(年とって頭が回らないだけともいえるかもw)

昔のあの時、この時、このくらいの気持ちでいればよかったのよね~とは思うものの、1番そういう気持ちでスルーしたかった時期が1番それをするのはムリだった💦
幼稚園時代のママ友の人間関係です。

3歳から6歳までの何をやるにもすべて親がかり。親も一緒にすべてにかかわるのが幼稚園時代。常にセットで扱われるしこちらも常にセットで認識でしたもんね。

娘を入れた幼稚園は素敵な幼稚園で文句はありませんが、同じクラスのボスママとその取り巻きママたち、子どもがらみじゃなきゃ絶対付き合わない人たちでした。

とあることとの関係でそのボスママは幼稚園の人たちとは懇意。
そういう事情だと「自分はよくわかっているから」と例えば役員などを買って出てくれたり、いろんな場面で控えめに縁の下の力持ち的存在として活躍してくれたり(娘の中高での素敵なママたちです)そういう人たちも多いですが、このボスママは真逆。

声がでかく(自分の主張を通すという意味も兼ねる)その場を思うがままに仕切って大変なことは人に押し付ける。
私もかなりやられました。いろんな理由で押し付けられている人はいましたが、私の場合は「一人っ子は子育てが楽なんだから楽なあなたがやれ。」です。
彼女は下のお子さんがいたのでことあるごとに面倒なお役目はその理由を振りかざして一人っ子の私がやればいいと言う、その繰り返し。その理屈が通れば下に子どもがいる人はみなやらなくて済むので彼女につく下に兄弟姉妹がいる人も数人いて、保護者会ではそれで押し切られて大変な役目を仰せつかりましたよ。

ちなみに仕事をやめた年長、幼稚園最後の年のことです。専業主婦になったので徹底的にやられました(笑)
年少年中の時は単発の1日で済むお役目を有給休暇をとって何度もこなしていました。
幼稚園は行事や母親の役目は年間スケジュールで出ますし、私は仕事柄平日にお休みが来ることも多くて4月最初の保護者会でそういうのにできるだけ多く志願することで丸くおさまっていたんです。あと、ボスママと関係の深い、ボスママと同じ理由で稚園と懇意な1人のママが通常の平日勤務のフルタイムだったこともあってその点は攻撃されずに済んでいました。この人は仕事してるからを理由に3年間何もしませんでしたよ、そういうのが通っていましたね。

確かに下に小さいお子さんがいる人は幼稚園の様々なお手伝いや大役は大変だと思います。
でも、何かと言うと「一人っ子は楽でいいわね」と言われ「下がいないんだからあなたがやりなさいよ」と言われることにはうんざりでした。
人には事情というものがあるのよ、こっちは1人できただけでも本当にラッキーだったと思っている身だったんだから。(そんなことは言わないけどね)
それに2人とか3人とかお子さんいる人たちはみんな自分の強い希望でそうしたわけでしょ、操作だってできる(笑)ことなんだから。(そんなことは言わないけどね)

もちろん、一人っ子で下に小さい子をかかえているわけではなかったので身軽なことは確か、だからやりましたよ。それに、そのボスママたちのような人ばかりじゃなかった、というか、今回もまた、ですがそういう人のほうが少数なんですよね、実は。
変な人が目立つだけ。自分の希望をごり押しする強さが目立つだけ。声のでかさが目立つだけ。

私が仲良くしていたのは年齢的には10歳近く上の当時小学生の上のお子さんがいる先輩ママお2人。
このお2人は「上の子の時は下(娘と同じクラスの下の子ね)が小さいことでいろいろなお役目を免除していただいていましたから、今回はその分もお返ししたいと思います」とおっしゃって大役から大変なお手伝いまでたくさんやってくださっていました。

なんて素敵な先輩ママたち、私もこういう女性になりたいわ!と思いつつ、心のうちで
ボスママたちに「聞いたかえ?おまえら!下の子の時はこのお方たちのように会長でも何でも自分から立候補してやれよ!」と毒づいていたのでした。

後日談
ボスママたちの下の子の幼稚園時代、「上の子の小学校でのPTAが大変でそれどころじゃないのよ!小学生の母親は大変なの!」と言って大役を断っていたそうです。
ボスママたちとは学校は違って付き合いもなくなりやれやれでしたが、その他のママ友とはまだお付き合いもしていたので情報はしっかり入ってきたのよ。

この幼稚園時代のママ友ではお2人の素敵なお友達とはまだ年賀状のやり取りは続いています。
年賀状も意識的にどんどん減らして60歳の今は私個人のものは10枚ほどの枚数となっていますが、その中の2枚がこのお2人です。