これが私だったら自分がやらなくて済んで、家の中がピカピカに掃除してもらえて片づけもしてもらえるなんてとっても嬉しいことですが、母はどうなんでしょうか。

嬉しいと思えるのは「これはゴミだ」と思われて勝手に捨てられるようなものはたぶん、さほどないだろう、と思えるからかもしれません。

母の入院中にキッチンを始めとした水回り、専門業者に掃除を依頼してピカピカにしてもらえました。キッチンは、ついでというか、ごちゃごちゃと散らかっているモノを片づけないと掃除ができませんから、それをいい口実にかなりなモノを処分できました。妹と2人で勝手にしてしまいましたが、業者による掃除を依頼した時点で母もある程度は了承済み。

でも、保険証券を探すついでにある程度処分&整理したリビングは別。
こちらはさすがに母に了解をとらずにあれもこれもと処分することはできません。

なので、「明らかにゴミ」と分かるものだけ捨てました。
引き出しという引き出し、キャビネット、ちょっとしたものを置ける平らなスペース、これらことごとくに似たようなものがごっちゃり💦

爪切りと耳かきと老眼鏡、紙類と文具とパーツと小銭です。

紙類の明らかなゴミは古くて「どうでもよい」と思えるレシート、買い物の明細書、走り書きのメモ、チラシ、行っていない医院等の古い診察券など。

文具は出ないボールペン、ちびた鉛筆、古い消しゴム、ばらばらと散らばっているホチキスの芯、マジック等のキャップだけ、種類の違う画鋲、付箋の束、100均の老眼鏡、電池、洗濯ばさみ、その他古くもなく壊れてもいないけれど、異常な量あるので捨てたのがクリップ類。

そしてわけわからないのがパーツ類。
何かのパーツ、付属品。小さいし嵩張りはしないけれど、ごちゃごちゃの中にあるとそれらが1番ゴミに見えます。長年ごちゃごちゃの雑多なものを突っ込んであるところに入れて忘れ去られていたものなので、たぶんほぼ全部ゴミだとは思いますが、壊れていたり汚れが酷いものだけ処分。

そして小銭!これらは1円足りとも処分はせず、100円とそれ以外に分けてジッパー付きポリバッグに収納。至るところにあったので全部まとめたらずっしり!けっこうな金額にw

これらのものが引き出しや棚の上やちょっとした平らなスペースに散在していたわけですが、どうやってかというと、すべて「箱に入って」

お菓子か何かの空き箱の箱のほう、蓋のほう、プラスチックケースの箱、缶、などの種類も材質も大きさも違ういろんな箱に上記のものがごっちゃり。引き出しを開けるとこの箱、棚の上にこの箱、サイドボードの上にこの箱、センターテーブルの下段にこの箱、、、といった具合。

整理整頓が異常に苦手な母なりに、整理しているつもりで箱に入れていたのだと思います。

でも数が多過ぎよ!
整理したら1箱に収まりましたので、母が1番使うPCデスクの上に置いておきました。
老眼鏡だけで6つもありましたので、退院してきたらPCデスクの上だけでなく、リビングのセンターテーブルの上、寝室、洗面所、トイレなど各場所に1つずつ置くといいですね!なんて整理収納アドバイザー気分で母にアドバイスでもしようかしら。

思えば母はハサミとかボールペンとかすぐ出てこず、いつもあちこち探していました。
この箱だ!と思った箱にハサミはなかった、じゃああっちの箱か?みたいな?なんでそんなことになるんだか私にはわけがわかりませんが、、、これ以上箱を増やすの禁止!と言いたいです。

でも、これらは「勝手に捨てられない紙類」に比べたらぜんぜんマシ、スペースもそんなにとっていないです。スペースはとっていないけれど見た目が雑多で部屋がきれいに見えない。これって私にとっては重要ですが、母にとっては部屋、家がキレイに見えるかどうかって全然重要じゃないみたいです。それは個人の価値観なのでどうこう言うつもりはないし、だからこそ実家を出てからは何も言ってこなかったんですが、生活雑貨を使うとき、常に探すところからという生活は89才で身体も弱ってきているんだからそろそろ終わりにしたほうがいいと思います。

そして「勝手に捨てられない紙類」です。この量がものすごくて、こちらは棚や引き出しからあふれて紙袋とボックスファイルにどっちゃり。床置きで邪魔で、高齢で足元がおぼつかなくなってきた母にとっては家の中で転倒しそうで危ないんです。

母は活動的な人で友人知人が多く、また頭がよくて老人会とかその他の会の会長だの役員だのを長年やっていて、催しや旅行の企画資料(企画者が母だったりする)だの、趣味の会の冊子(作成者が母だったりする)だの、、、1番スペースを取っているけれど、1番処分するのに苦労しそうなのがこれらです。整理整頓が全くできない母のことだから、必要ない過去資料や古すぎる情報資料、古いメモ書きなどが何年分もどっちゃりあるからこそのこの量なんだと推測しています。でも、これらの処分は母自身が思いきらないとダメなので難しそうです。頭の痛い問題です。