買ってからすぐ山形へ旅行したりしていて、すぐには読めなかった本。

黒い睡蓮

面白かったです!すごく!

視点が変わってのストーリー、何がどうつながるんだ?と最後のほうまで思うけれど、登場人物は少ないし、舞台は同じ場所で変わらないので混乱することはなくサクサクと読み進んでいけて、最後のほうで一気に「おお~~~そういうことか!」となる。
ミステリーとしてとてもよく出来ていて楽しめました。
私が最近はまったケイト・モートンのシリーズ(大当たりこういう話が好きみたい)、こういう話が好きな人ならこれもぜひ!とおススメしたい一冊でした。

舞台はクロード・モネが後半生を過ごして睡蓮の絵を描き続けた村ジヴェルニー。
絵画に興味がなくてもモネの睡蓮の絵は誰もが知っていると思うし、興味ある人にはそちらの話も興味深く楽しめると思います。

原田マハの小説などが好きな人もこれも楽しく読めると思います。

原田マハさんの小説ではだいぶ前になりますが「楽園のカンヴァス」を読んだすぐあとに箱根の温泉に行き、行った時には必ず立ち寄るポーラ美術館でたまたま「ルソー展」をやっていて、まるで昔からルソーの絵のファンだった人のようにじっくりしっかり鑑賞しました。すぐ影響されるのでした(笑)

今回はモネの睡蓮だったのでポーラ美術館に行ったときには必ず見ているおなじみの絵。
ミュージアムショップではいつも買い物をするわけではありませんが、今まで買ったもののお気に入りはだいぶ前のものですが、モネの睡蓮の傘。それと1番最近行った時に買ったのはコロナ対策でのマスクでこれもモネの睡蓮の柄。
マスクはまだ大事に使っていますし、傘はちょうど梅雨の今、1番使っています。

今回の本は別にモネや睡蓮の絵が好きだから選んだのではなく、ネットで何か面白そうなミステリーはないかと探して買ってみた本でした。
なので黒い睡蓮というタイトルからもモネを連想することはなかったのですが、美術館に寄ってお土産で選ぶものがいつもモネの睡蓮ですから、私は無意識にこの絵が1番好きということなのかも。

睡蓮の傘
睡蓮のマスク