ここ数日で読んだ本。
2冊がミステリーで1冊が大人の童話です。
「作家の秘められた人生」ギョーム・ミュッソ
「ブルックリンの少女」「パリのアパルトマン」がどちらもすごく面白かったので迷わず買って読みました。期待を裏切られることなく面白かったです。
(「パリのアパルトマン」についてのブログ記事はこちらです⇔街を感じる小説)
ミステリー要素は後半怒涛の展開でどうなるのか気になりページを繰る手が止まらない。場所が小さな閉鎖的な島なのに事は国際的犯罪までとどんどん大きく・・・と思ったら最後のエピローグで「そういうことなの?!!」とかなり驚くオチだと思います。また、解釈も分かれるかも??私の解釈と違う人はいるだろうか?気づかなかった人はいる??普通のミステリーと思って読み終わったような人いるかしら?読み終わってからレビューをいくつも見てみましたがミステリーの最大のオチに触れてしまうため他の人の見解はわかりませんでした。読んだ人と「これってこういうことだよね?」と語りたいような終わり方・・・
それと、重要人物の1人の身に起こることは誰もが「えっ!なんで?ここでこうなっちゃう?!」と思うに違いないです。ところが、それに関して事前にちゃんと書いてあるんですよね。「作家とはこういうものである」「物語とはこう作るものである」みたいな様々な人たちの格言というか、言葉が要所要所に記されているんですが、ことが起こる前にそれが書いてありました。なんのことかわからない感想ですみません、ミステリーの感想って難しいですね( ;∀;)
でも、「ブルックリンの少女」、「パリのアパルトマン」、今回の「作家の秘められた人生」どれもミステリー好きな人は満足できるんじゃないかと思います。どれもおススメです。
「生まれながらの犠牲者」ヒラリー・ウォー
1962年の出版ですから私が生まれたころの時代。すごい昔だわ~~w
その時代の警察の捜査のやり方などとても丁寧に描かれていて読み易く、ラストはかなり衝撃的です。ヒラリー・ウォーの作品では同じ失踪ものの「失踪当時の服装は」を読みたいんですが、ブックオフになかなか出ないので待っているところです。「作家の秘められた人生」と「ミセス・ハリス パリへ行く」は新本で買いましたが、かなり古い本はやはりブックオフで買いたい。でも送料無料になるまで他の欲しいのがそろうまで待っている間に在庫なしになっちゃったりでタイミングが合わなくてなかなか買えません。
「ミセス・ハリス パリへ行く」ポール・ギャリコ
ポール・ギャリコと言えば大人の童話、読んでいる間中楽しく読後は温かい気持ちになれてとてもよかったです。夢物語でも晴れやかな気持ちになれるお話ってやっぱりいいですね。
帯を見て映画化されていたことを知りました。こういうお話は映画で観てもとても楽しいでしょうね。ディオールのオートクチュールが舞台ですから読み進むほどに映像のほうがいいかも!と思いました。しかし・・・今や私ってこのミセス・ハリスの年代なんだわね~ミステリーだとミス・マープルとポワロ・・・( ;∀;)
ディオールの古い写真集を持っているので思わず引っ張り出して来てハリスおばさんが行った場所を改めてとくと見ました。
ポール・ギャリコでは「ジェニイ」も好きです。
子どものころに児童書で読んだ「トンデモネズミ大活躍」も好きでいまだにとっておいています。