風邪でダウンする前、ものすごくハマってしまって毎日何話も続けて見ているドラマ、すごくおすすめです!といっても、私はドラマは見るのが遅い(放映中に見ることはまずないし、時には数年もたってから)し、ドラマを見るといっても日本で今話題!といったドラマではなくほぼすべてアメリカのもの。なので「そんなのもう何年も前に見た」「見るものが偏っているから参考にならない」と、おすすめ!と言われても、、、といった感じかもですが(^^;

Netflixのアメリカの連続ドラマ「グッド・ドクター」

もともとは韓国のドラマで、日本でもドラマ化されているということなので、日本のドラマで見た人のほうが多いのかもしれませんが、私はその2つはすっとばしてアメリカ版で。「24」や「ロスト」、「デスパレートな妻たち」など、やっぱり連続ドラマはアメリカのものが好きなので、選択肢があるなら私は断然アメリカのドラマです。

自閉症スペクトラムでサヴァン症候群の主人公ショーンが外科医のレジデントとして大病院に勤め始めるところから始まる成長物語。ショーンの成長とともに描かれる回りのドクターたちとの信頼関係と、ショーンに影響され少しずつ変わっていくドクターたちの成長物語でもあり、さらに来院する患者、ショーンと仲間のドクターたちの担当する患者の病歴のみならず、家族関係、環境、成育歴などなど。

ショーンの過去も悲しいですが、周りのドクターたち、患者とその家族、誰しも表からはうかがい知れないことがいろいろとある。

私は人間の内面を掘り下げた群像劇、といった構成のお話が大好きなのでこのドラマはドンピシャです。患者との人間関係が1話ごとで完結なので「え~??!ここで終わり?冗談じゃないよ、続きが気になって寝られない!」とキリがないタイプのドラマではないんですが、毎回感動、涙、でやっぱりどうしてももう1話みたい!となってしまうので、結局いつものアメリカドラマの見方、次も、あともう1話だけ、やっぱりさらに1話、、、となっております(^^;

年末にひいた風邪が長引いていて体調がいまひとつなんですが、寝込むほどではない。でも家事をしたりジムに行ったりすると以前と違ってけっこうぐったり。で、やることやったあとはグッドドクターの続きをソファでだらけて見ています。今シーズン5まで来ました。毎回心温まるお話なので弱っている時にはこういうお話が良いのよね、と言い訳しつつダラダラと(笑)

それにしても、ドラマの中で自閉症のショーンは障がい者、自分は普通の人とは違うというセリフが何度も出てきますが、

誠実で真面目、勤勉で自分にできる仕事を粛々とこなす。正直で嘘をつかない(つけない)、表裏がない、人に対する悪意がない。

人の感情の機微がわからない、いわゆる「空気が読めない」だけ。だけ、といってもこれができないと人間関係、社会の中で生きていくのが至難の業なのはわかりますが、、、

でも、私は普通の人(いや、超弩級方向音痴と注意力欠陥、多分違うか?(^^;)、相手の感情の機微はよ~くわかり(気にし過ぎるほどにね)空気を読むのは上手でも、
嘘はどうしてもついちゃうよ、表裏もあるわ、さぼって楽したいと思ってしまうし、人に対してうらやましいと比べたり見栄を張ったり、「普通」と言われるこちらのほうが人間として欠陥だらけ、障がい者と言われるショーンのほうが人としてはよっぽどまっとうで上等、人間としての質という意味では雲泥の差。人として普通ってなんだろうという気持ちになります。