60歳も過ぎるとこっちの不具合もあっちの痛みも「加齢」
痛みがあるとか、動かしにくいとか、そういうことではなく、あまり不便は感じないので日頃そんなに意識はしていませんが、耳も確実に聞こえにくくなっています。
そもそも40代からすでに高い音から聞こえにくくなっていくそうで、50歳を過ぎるとさらに低い音も聞こえにくくなるそうなので、自分だけのことではないし仕方ない。高すぎる音も低すぎる音もハッキリ聞き取れなくても、日常生活ではあまり不自由はないと思う。
主人は同い年なのでたぶん耳の遠さも同じくらいだと思います。2人の生活でよくわかる。テレビを見ていてドラマで活舌の悪い俳優さんのセリフとか、BGMがうるさいとかで、「え?今なんて言った?」となるタイミングが同じ(笑)どっちかが聞こえにくいと音量を上げても、「うるさいな!」となることはなく、もう片方にとってもそれがちょうど良い。
でも、「今話しかけられても聞こえないんだよ!」と言いたくなる、それを主人が全くわかっておらず何度も同じことをする場合があります。私が料理や洗い物をしている時、離れたところ(ほとんど自分がいる場所)から話しかけてくる、これです。
自分と同程度に私だって聞こえにくくなっているということはわかっているはずですが、自分はキッチンで立ち働くことを全くしないからピンとこないんでしょう。ジュウジュウと炒め物していたり、鍋を出したりしまったりの最中だって音が出るし、水をザーザー出してる最中の洗い物の時なんてほとんど聞こえないです。いや、聞こえるけど、キッチンに立ってる私の近くまで来てくれないと何を言っているかまではよくわからないです。
いったん手をとめて聞き返すこともありますが、手が離せない時はもちろん、手を止めるのが面倒な時は聞こえないふりをしてしまうこともあります。その時々によります。また私の機嫌にもよったり(笑)
聞こえないふりをしたときは2回くらい何か言ったあと、そのままにすることもあり、その場合はたいした用事じゃない。たまに「あれどこにある?」とモノの場所を聞いていることも。「どこにしまった?」は娘がいた時は主人だけでなく娘からも時々聞かれていました。私が出しっぱなしになっているものは、共用のものはもちろん主人のでも娘のでもトットと片づけてしまうからなんですが(^^; 人のものを片づけてしまっているということもあるし(でもちゃんとあるべき場所にしまっているけど)、急いで探している様子はわかるので、その場合は手をとめてちゃんと聞きますので問題なしです。
まぁ、たいていの場合、あとから「さっき何か言ってた?」と聞くとたいした用事じゃないことが多いです。
先日、キッチンで片付けをしている時、例によってまた主人がソファから動かず顔だけこっちに向けて何か言っている。聞こえてはいるけど何を言っているかは聞き取れない。その時は片付けが忙しかったので無視。顔を上げず聞こえていないふり。
すると、こちらに歩いて来ながらまた何か言っている。洗い物の手を止めるのが面倒だったので、無視。聞こえていないふり。
そのままキッチンのカウンターのそばまで来たので、水を流しながらでも聞き取れた。
「お土産は何がいい?」と言っていました!
翌日は札幌に行く予定だったので、買ってくるお菓子は何がいいか聞いてくれていたんでした。慌てて手を止め、泡だらけの鍋も置いてあれもこれもとリクエストしました。態度豹変(笑)聞こえないふりで無視しても「悪いことをしたなぁ」とは思わず、「ぶしょうしないでこっちに来てから話せばいいのに」と思うくらいなんですが、こういうときは心から「悪いことをしたわ~」と思うのでした。