いくらでもありますね。
むしろ、休めないほうが多いのでは?と思うほど。

今日早くもフィットネスジムは営業開始、
早速バレエのレッスンに行ってきました。
新年早々にバレエができて嬉しかったです。こんなに早くからやってもらえてありがたい。

年末もギリギリまでやっていたし、クラブのスタッフの方たちや、
先生方は年末年始もなくて大変ですよね。

元旦からお店は開いているし電車も動いていていつもと変わらない生活ができる。
年末年始関係なく働いている人たちはとても多い。

私も20代と30代前半は年末年始なんて関係なく、
そこにたまたま休みが来ることがあったとしても連続でというのはまずなく、
逆にかきいれ時とばかりに大変だったりしました。

ただし、路線によってその混雑具合はぜんぜん違いました。
ハワイ線などはいろうものならド満席で大変でしたが、
まだスチュワーデスになりたてのころのある年、シアトル・シカゴ路線が入ったのですが
ガラガラで担当のビジネスクラスに4人しかお客様がいなかったのをまだ覚えています。
その後、シカゴは直行便ができ、なくなってしまったシアトル・シカゴ、
シアトルでのステイが長く、滞在中日にシアトルとシカゴの往復の仕事をするパターンでした。

シアトルでのんびりできるので好きな路線でした。
初めてカリフォルニアロールというアボカドの巻き寿司を食べたのもシアトルのお寿司屋さんで。
先輩たちに「とてもおいしいからおすすめ!」と言われて食べたのですが、
1980年代当時、アボカドの巻き寿司なんてびっくり、食べたらすごくおいしくて2度びっくりでした。
カリフォルニアロールというネーミングからしてロスあたりのお寿司屋さんが始めたのかもしれませんが、
私にとってはシアトルのお寿司屋さんが初めてでした。
今でもカリフォルニアロール、大好きです。

お正月のフライトはそれなりのサービスがありました。
当時国際線の長いフライトだと着物デューティーといって、スチュワーデスの1人が着物を着てサービスにあたるデューティーがありました。(たいてい、1番の新人が指名されていた)
私がなった当時、もうそのサービスはあまり行われていなかったのに
(パーサーの判断できっちりやっていたグループもあったかとは思いますが)
お正月ということでジュニア(新人)だった私が指名されてしまい、着物に着替えることに。。

セパレート型の特殊な着物なので難しい着付けは必要ないんですが、
訓練所で練習して以来初めてだったので、けっこうもたもたと着替えし、
制服からやっとこ着物に着替え草履を履こうとしたらなんと!!
1番最初に脱いでおかないと後が大変なストッキングを脱がないで最後まで着つけてしまっていて、
また最初からやり直し、そんなことをしていたら、ギャレイ(台所)のカーテンがサッと開いて、
パーサーに「なにぐずぐずしてるの!!」と、どえらい剣幕で怒られました💦

あの時代は先輩は本当に怖い人がけっこういましたね~
1番ジュニアだとジュニアデューティーという新人がやらないといけない仕事もたくさんあって、
たとえば目的地に着いたあと、空港からホテルに向かうバスに乗るとき、先輩方のスーツケースを数えて
それを積み込んでもらうポーターさんにチップをまとめて払うとか、
仕事中はもちろんのこと、仕事が始まる前、仕事が終わったあとまで細かいジュニアデューティーがたくさんありました。

今の時代はそんな習慣なくなっているんでしょうね、きっと。

結局私の経験した着物デューティーはその元旦のシアトル・シカゴ路線での1回だけ。
15年近い乗務経験で何度も何度も同じ路線を飛んだ中、お客様が担当クラスに4人だけなんていうのはあとにも先にもその元旦のフライトの時だけ、さらに着物デューティーをし、さらに怒られたおかげで
今でもはっきり記憶に残っているフライトです。

元旦から仕事、年末年始通して仕事、そういうときのほうが圧倒的に多かったですが、
それを嫌だと思ったことはなく、
むしろ、平日に休みがあることのメリットのほうをいつも感じていました。
土日、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆、冬休み、クリスマス、
ここをはずしたほうが何をするにも空いている、予約が取りやすい、料金が安い、
常々それを感じていましたので。

なので、年末年始やゴールデンウィークなどに休めない職業の人たち、
子どもがいる人はそこに休みがとれないと大変でしょうが、それ以外では
私のように「いやいや、こっちのほうが案外便利なことも多いですョ」と思っている人たちも
意外にたくさんいるかもしれませんね。