改めて我が母の健康さに驚きました。

母、89才にして初めての「身体を悪くして」の入院です。
今回の前の入院は妹の出産時です。実に60年ぶりの入院です。しかも前回のそれは出産で病気ではありません。すごい(^^;

私も妹も、主人も、そして娘までも今まで何かしらの病気やケガで入院を経験しております。
全員手術も伴う入院をしています。30才~60才も若いものたちがあれやこれやで入院したり手術したりしている間、ただの1度たりとも大きな病気をすることなく、多少体調が悪くなるのは外出予定がなくて暇な日のみ(親のしつけの問題?)という生活89年、すごいです。

すごいことだし、とても幸せなことだと思いますが、本人的には「頑丈」とか「丈夫」と言われるのは嬉しくないようで、言われると不機嫌になっていました。特に忘れられないのが父方の祖母、つまり母にとっては姑から「あんたは本当に丈夫だねえ」と言われたと、烈火のごとくに怒っておりました。まぁ、その時は今の母よりずっと若かった祖母の世話をするために通っていて言われた言葉だったので、かちんときた気持ちはとてもよくわかり、同情したものでしたが。

この祖母がまた、母などくらべものにならないくらいのすごい人で、若い時から自分は何もせずひたすら子供と嫁に何もかもやらせ世話になるという人でしたが、、、話がそれまくるし変わった身内の話ばかりになってしまうのでやめておきます(^^;

そんな「初めての入院」生活が始まった母、入院翌日は怒涛のLINEが。内容はすべて不平不満(笑)

病院内移動は車椅子となってしまうため、1人では売店すら行けない生活は自由な1人暮らしだった今までと比べたらそれは不自由極まりないと思います。食事も味がなくて食べられないそうです。全く味がないということはないと思うけれど、病院食というものを食べたことがなかったからそう感じるのも当然といえば当然か。1日数回ある点滴も繋がれたままというのが不便で腕も痛いということ。空調が寒いとか寝られないとか、あれ持ってきて、これも持ってきてとか。今はスマホ、LINEがあるから便利ですよね。

病室ではiPadでアマプラとかネトフリだって見放題だし、上げ膳据え膳だし、良いじゃないのって感じですが、そこは体調がとても悪い病人ですから、そうはいかないか。元気でそういう生活できれば天国ですが。

89才の高齢で初めての入院ですから心細いだろうなと思います。体調が良くないから入院しているわけで、入院が必要なほどに悪いことも事実。

面会に行くと嬉しそうですが、コロナ以降面会時間も回数も人数もすごく制限されてしまっています。コロナ時は面会自体できなかったことを思うと、当時入院しなければいけなかったお年寄りはどんなにか心細かったかと今更ながらに思いました。

今は制限が厳しいとはいえ面会できますから、その時よりはまだ良いと思って母にはもう少し辛抱してもらいますよ。