本日のタイトルのようなHow to本などもたくさん出ているし、断捨離ブームでもあったり、本を買わなくとも自身がスッキリキレイに暮らしている家の中を公開しつつ、整理収納のコツなどを指南してくれているブログなども多々あるので、「片づけたいんだけどスッキリきれいな家にならないなぁ~どうにかしたい!」と思っている類の片付け苦手な人にとっては、やり方も分かり易いし、やる気も出る今の世の中だと思います。

でも、片付いていない家でも住んでいる本人が全然気にならないなら?

本人の所有する家具や物を強制的に処分させることはできませんし、理由があってできたとしても本人の了承をとりながらなのでなかなか進まない。

片付かない家を片づけるコツ、それは本人が片づけたいと思っているかどうか、

これに尽きると思います。コツはそこだけと断言できる気持ちです。

もう1つのサブのコツは根性だと思っています。
今の世の中、根性論はナンセンスとなり良い世の中に変わったものだと思っていますが、家の片付けに関しては私は根性論。

自分で言うのもなんですが、私は子供のころから整理整頓&片付けは得意分野です。
母の元で育ったトラウマか?反面教師か?掃除に関しても結婚して自分の家庭を作ったら家をきれいにすることは最優先事項でやる家事、ととらえてきたので掃除も得意でもあるし細かいところまでやる手際も良いほうだと思っています。

でも、得意というのと好きというのは全く違います。
家の中の整理整頓はともかく、掃除なんぞは全く好きではありません。むしろ嫌いですよ。自分で自分に課している1週間のルーティーン、家中の家具その他を拭き上げる雑巾がけの日はめんどくさいので朝から憂鬱です。私はとってもめんどくさがりでなまけものの性格です。誰かが代わりにやってくれてキレイを保ってくれるというならとっても嬉しいです。

嫌だけど、家の中はきれいにしておかないと、と思うから根性でやっているんですよね。
世の中の家事担当の方々だったらきっと私と同じような気持ちの人はそこそこいるんじゃないかと思います。めんどくさいけど、家族が、自分が快適に暮らすには「このくらいはやらなきゃ」とがんばっているところ、けっこう多いと思います。「このくらい」の基準が人それぞれなだけで。

家族が苦労するのはその「このくらい」の基準が限度を超えて酷い場合。
私の母がまさにそれ。
家の片付けや掃除以外のことに関しては他人と比べても断トツに根性ある強い性格の人でがんばりもきく人なのに、片付け&掃除に関しては根性ゼロ、むしろマイナス、しないといけないところまでいくと必ず体調が悪くなって寝ながら本を読む(⇔本読んでるなら起きて家事しろと思った子供時代)という生活70年ほど。

89才という高齢となり、「老人の骨折は実は家の中での転倒が多い」ということをよく見聞きするようになってやっとこそれを理由に片づける(他人と娘たちが)ことを始められましたが、本人的には家が片付いてきれいになっても嬉しくもなんともなく、それどころか気づかないレベルです。

つくづく、片付けって本人がそう望んでいないと本当にダメなんだなと思い知った次第です。入院している間に見違えるほどにきれいになり片付いた家ですが、母、退院してきましたからね。きれいに片づけたあそこにも、きれいに掃除したあそこもポイポイと放置されたモノたちでジワジワと乱雑さを取り戻しているんだろうなと想像するとゲンナリ。

家がすっきりキレイに片付くコツ、それは本人がそうしたいと思っているかどうか!ですね。