インターネットが丸1日できないと、すごく時間がありました。
ほとんど本を読んで過ごしましたが、ものすごく大量に読めました(笑)
自分ではそんなにネットをしていた感覚はありませんでしたが、そんなにしてた??

私のインターネット使用歴は30代前半から。
1990年代前半で、インターネットに接続するのはダイヤルアップ回線でつなぐと、ピ!ポ!パ!ぴ~~ひょろろ~~~って音がしてそれから。
電話代も高くつくので長時間見放題なんてことはありませんでしたが、それでもどこの誰ともわからない遠くの素人さんの書いた記事や体験談、非常に詳しい趣味の解説記事など、衝撃的でした。
なんせそれまで(幼少期~20代まで)は文章を読むといえば小説家の書いた本や一個人の記者の主観の雑誌や新聞の記事、そのくらいでごく普通の人々の書いた文章、感想や思いを目にする機会なんて本当にありませんでしたから。
あっても同級生の読書感想文とかww

それからすぐにADSL、使い放題が当たり前になって、さらに携帯からスマホ、パソコンとスマホの両方でいつでもどこでもネットができるのは当たり前の今。
限られた短い時間の中だけで必要最小限しか見ていなかった時代、さらにその前のなかった時代、こと何かを調べる、情報を得るということに関してはすべて自力でなんとかするかあきらめるかの二択でしたね。

昭和の時代のことを思うと「調べる」が今とは比べ物にならないくらい大変だったと思う・・・
今ってちょっとわからないとなんでもネットで調べられるし、おぼろげな記憶で「確かこういうこと」と検索に入力してそれが間違っていても「もしかして〇〇」と正しいのが出てくるくらいに親切。ちょっとのことでもササっと調べてすぐわかる。
ネットがなかった時は自力で思い出せなかったら人に聞いて回るか、永遠にわからないままで終わるかしかなかったですもんね。

写真や動画がいつでもどこでもすぐに撮れるのもこれに慣れてしまった今、
その場でいちいちメモをとらないとならなかった時代、パシャっと写メを撮って終わりの今と比べるとその手間暇にめまいがするようです。

CA時代、出社してロッカールームで着替えてブリーフィングルームでまずすることは掲示板を見ることでした。
様々なアップデート情報が掲示されていて掲示物がどんどん入れ替わるのでそれのメモを取ることがとても大事だったんです。
どこそこの空港のセキュリティが変わりました、とか〇〇キャンペーンについて、とかお知らせ、変更、改定、、、もう無茶苦茶多かった💦
今だったら写メ取れば終わり、っていうか、掲示物なんてないでしょうね、メールで一斉配信でそれを保存しておけばいいだけなんじゃないかしら?どうなっているのかわかりませんが・・

子どものころだって、調べものといえば図書館。わざわざ行って相応の本なり辞典なりを選び出し、持参のノートにびっしりと書き写して帰ってくる。
なんという手間暇でしょうか・・
ドラえもんのマンガを読んだ時1番欲しいと思ったものが「暗記パン」だったのもうなづけます。

便利になったその代わり文字を書く機会がう~~んと減ってしまい、今ちょっと難しい漢字だと「あれ?どうだっけ?ここにもう1本棒があったっけ??」「あら?何偏だったっけ?」みたいなことが多いです。で、スマホで調べる。
還暦の私ですら今漢和辞典なんて引かないですもんね。
辞書や辞典、もちろん引けと言われれば引けますけど、ネットがなかったら何もできないというレベルになりつつあります。