生活クラブの注文のうっかりミスでバタバタした私ですが、うっかりミス、忘れ物が多いとか注意力がないところも娘にそっくり遺伝しました。
年末、娘はお婿さんの実家へ行きました。
私たちからのお土産は、娘がお婿さんのお姉さんにお母様の好みを聞いて(お婿さんはあまりあてにならないからより確実なお姉さんに聞いたそうです)、フランスのパティシエのチョコレート菓子にしました。店舗は少ないけれど羽田空港にあったので、それを搭乗前に買ってもらうことにしました。私もこういうの好き!と思えるお菓子。お婿さんのお母様は私と同い年ですので、私の好みで選んでもよさそうです。
搭乗前に娘から「自分も欲しくなるような詰め合わせが買えた」とのLINEがあり、手土産準備万端で出発。
ところが!
空港に着いてとりあえず入った空港内の食事処にそのチョコレート菓子の入ったショッピングバッグを忘れた娘、、、気づいたのはお婿さんの家に到着してご両親と対面した時だったそうです。
娘からのお土産は冷蔵品を選び事前に送ったので、当日はまさかの手ぶら、、、いやはや( ;∀;)
ただ、さすが日本、忘れたお菓子は無事遺失物として届いていました。その後、お婿さんの実家から娘だけが東京に戻りましたので、空港まで送ってきてくれたお婿さんに手土産を持って帰ってもらいご両親にお渡しできたそうです。やれやれ(^^;
年末年始の休みを娘は我が家で過ごしました。お婿さんはそのまま自分の実家に。昨年もそうだったし、ニュースでもやっていて「やっぱりそうなんだな」と思ったんですが、今の若い世代って年末年始はそれぞれ自分の実家で過ごすことがめずらしくないそうです。
それに、娘夫婦はホテルに泊まっていてお婿さんの実家に泊ったのではありません。広い和室が何部屋も続く何人でも寝泊りできそうなそれは広いご実家だそうですが。
食事はお母様が用意されたのではなく、近くのフレンチレストランを予約してみんなで美味しいコース料理を楽しんだそうです。
別々の帰省、宿泊は実家でなくホテル、食事はレストラン、昭和の時代にはそんな帰省ほとんどなかったでしょうけど、今の舅姑の立場で「そんなこととんでもない!」と思う人はどのくらいでしょうか。
舅姑の立場って私世代、私個人の場合は大歓迎ですよ。本音で。
もし私に息子がいてお嫁さんと一緒に来てくれるとなったらもちろん一生懸命歓待します。泊まりたいと言われれば掃除は念には念を入れて、新しい布団、タオル類など用意して精一杯気を遣います。手料理でのもてなしが常識なら食材も奮発して作ります。でも、それがやらなくていいとなったら、しかも来ないからやらなくていいのではなく、来てくれて会って楽しい時間は過ごすけどやらなくていいわけでしょ、それはもう「嬉しい!」の一言です。
そのような機会に(我が家では)めったに行かないフレンチのコースディナーなんてのも私だったら大喜びです。
主人の母は料理が得意なほうではないので、帰省しても一緒にキッチンに立つことはなく、いつも義母が予約したレストランで食事していました。それを私の妹は毎回とても羨ましがっていました。妹の夫実家への帰省はいつもキッチンやその他家事でお姑さんの手伝いが当たり前だったそうで、それがけっこう気を遣って大変だったとのことなので。にこにこ顔のお姑さんに「いいのよ、座っていてね」と言われて「そうですか、では」と座ったままだった昭和平成の嫁っていたでしょうか(^^;
迎える側の当時のお姑さんたちだってその準備は相当大変だったはずだし、嫁と同等に気も遣っていたでしょう。
私は家事の手伝いがない分あの当時の嫁としては楽なほうだったと思いますが(料理の準備がなかった義母も楽だったでしょう)、嫁として主人の実家に宿泊を伴う帰省するということ自体は、義父母は良い人たちですが心弾む嬉しいことではなかったし、、、いや本音では泊りたくはなかったし。やっぱり気は遣うし面倒だった(^^;
思えば義母も気を遣って面倒だったんだと思います、娘が生まれたころから「帰省=一緒に旅行(近場の温泉とか)」となりましたから。主人の実家での宿泊はなくなりました。
私と同世代で「嫁が年末年始我が家で過ごさないなんてとんでもないこと!」と思う人はどのくらいいるんでしょうか。私のようなのは少数派?多数派?多数派かな?だからニュースでもやるくらいに、今時の帰省が増えてきているのかも。