ジムで参加しているレッスンで、人数が少ないためレッスン自体がなくなってしまわないか心配していたこと、心配が現実になってしまいました。
なくなってしまうのは、私がジムでバレエを始めた時に最初に出た先生のクラス。
私の出ている1つのレッスンだけがなくなってしまうのかと思ったら、その先生のクラスは全部なくなるとのことで驚きました。
エアロビクスやステップをやっていたころも、先生が辞められる、他のジムへ移るなどしてレッスンがなくなってしまうことは何度も経験してきていますが、バレエのその先生に関しては、あまりにも出来なさ過ぎた長い期間(⇔エアロ、ステップ、他のエクササイズなどはやっていればやっただけ確実にできるようになるんですけどね、、)を鍛えていただいたのでとても寂しいです。
10年以上前なので、当時は先生もまだ40代でお若くて(私もまだギリ40代だった!)、入門、初級、中級、上級と、通常のレッスンのほか、有料のスクールレッスンも持たれていました。どのクラスも参加人数が多くて大盛況だったんですよね。私がそのころ参加していたのはもちろん、入門と初級。
入門と初級クラスは特に大人気。
私もそうですが、子供のころにあこがれて、バレエ習いたい!!と親に訴えたものの希望かなわずで大人になり、大人どころか初老という次のステージに片足突っ込んだころに中高年にバレエが人気となって、多くのスポーツクラブでバレエのクラスがたくさんできたころでした。町のバレエ教室だと大人クラスといっても20歳でも大人だし、発表会だってあるしハードル高すぎる、とてもバレエ始めようなんて気にはなりませんが、スポーツクラブの中の1つのレッスンなら話は別、一緒に始める人たちも同じような人ばかりでさらにハードルは下がりました。
だから仲間はとっても多かったです。
しかもほぼ全員苦々しい思い出が一緒(笑)
バレエを習いたかったのに習わせてもらえなかったという思い出ね。
代わりに何をやらされていたかでと~~っても話が盛り上がったのは楽しい思い出です。
私の場合はピアノと習字と公文でしたが、同年代~10歳ほど上の他の人たちの代わりにやらされたお稽古、実に様々でした。本人は活発に踊りたいのに華道や茶道とか。私の書道もそう(笑)中で話を聞いてみんなで1番笑ったのが日本舞踊。
私は日本舞踊は習ったことがないのでわかりませんが、「脚の向きが完全に逆なんだもの!今すごく苦労してるわ!同じ踊るならなんで私のやりたいバレエやらせてくれなかったんだろう!」とその方はお怒りでした(笑)
想像はつきますけど。昭和のあの時代、まだまだ親が車でお稽古ごとの送迎なんてそんなになかったと思います。特別に才能ある子どもだけが他県からでも、車どころか、新幹線だの飛行機で有名な教室に通う、それなら有り、くらいの感じでした。普通の子供たちは低学年でも1人で行ける範囲、都内だとせいぜいバスで行けるところくらいまでだったのでは?私も公文だけ隣の区までバスで行っていました。超弩級方向音痴の小学生が。それで迷子になりまくったわけですよ(-“-)昭和の親ってけっこう大胆ですよね。まぁ、それだけ今より危険の少ないのどかで幸せな時代だったのでしょう。
でも、自宅から通えるところにバレエ教室さえあれば、バレエを習わせてくれた親もたくさんいたということ。「子供のころやっていたけど、本当に久しぶり」と、継続はしてこなかったので今更バレエ教室で本格的にはできないけれど、、、という人たちにもそれなりにいてそういう人たちには中級以上のクラスが人気でした。
そして今、私の通っているジムではバレエのクラス自体は10数年の間順調に増え続けています。
その先生のクラスが減っていって、今年度でとうとうすべてのクラスがなくなってしまうのは、一言でいえば「お年」だから。バレエの中高年人気でスポーツクラブにもプログラムが入って以来、レッスンは増え続け、そこはとてもうれしかったですが、次々できる新クラス、新しい先生が若くお手本も素敵!となるとそちらへ流れる、、、実際私もあとからできた中級クラスにも出ているんですが、参加人数はその先生のほうが多いです。
少し前、エアロビクスをやっていたころのジム友に会ったとき、私がエアロを辞めたころに入ってきた当時ハタチだったインストラクターが、今30代でお子さん3人と聞いてのけぞって驚いてしまいました。同じジムでも長らくお会いする機会ないままですから、「昨日成人式でした!」と言っていたころの印象しかないので(^^; まぁ、エアロをやっていたのは10年以上も前なのでハタチの子もアラサーのお母さんになりますわね。
その先生が「みなさんができなくなるまでちゃんと見届けますよ~」と言ってくれたそうですが、ジム友は「今元気にエアロしてる姿からどんどんヨレヨレになっていく姿を見られるのもなんかヤダわ~」と言っていました。
ハタチの子が仕事に就き結婚し子供を産み、、、その間何も変わらない(いや、正確には右肩下がり)私にとってはその年月が1年ほどにしか感じられない。年々衰えヨレヨレになりながらもがんばって、いざもうできないとなったその時、ヨレヨレながらもやっていた時期は1年ほどのことくらいにしか思えないのかもしれない。