図書館で借りてくる本、古いから仕方ない傷み方、汚れ、ボロさはしかたないと思いますが、あまりに酷い汚れの本にあたると不愉快な気分になります。
図書館でせっせと借りて本を読むわけだから、そのほぼ全員が本好きだと思うんですが、、、不快な汚れ方とは食べ物の跡。
私も本を読むときはお茶を入れて、カップを傍らに置いて読むことが多いので、こぼさないようにすごく気をつけています。必ずちょっと離れたところに置いている。それでも、うっかりものだからカップを倒して濡らしてしまうことがあるかもしれない。だから本に「水濡れ」と注意スタンプが押してあるものは理解できる。
でも食べ物の汚れやカスはかんべんしてほしいという気持ちです。せめて、ボタボタ垂れるタイプの食べ物やカケラや粉末が落ちまくるタイプの食べ物や指がベタベタになるタイプの食べ物は遠慮してもらいたいわ~
少し前に読んだ本がまさにその汚れ、チョコレート?何かのソース?濃い茶色い油ジミで指の跡がついていて、その1ページだけかと我慢して読んでページをめくったらそこにもある!だんだん薄くなりながらさらに次のページまで続いていて、本をティッシュ代わりにするんじゃない!と怒りを覚えた(-“-)
汚れとはちょっと違うけれど、書き込みがあるもの。これもたま~にあります。
ミステリーで犯人をばらしているのでなければ(⇔聞いただけで自分がその被害にあったことはありません)、不快とまではいかないです。気にはなるし、図書館の本に書きこんでしまう人の気持ちはわかりませんが。
先日読み終わった本が「水濡れ」
でもコーヒーのような濃いシミではなかったので許容範囲でした。
そしてその本はさらに「書き込み」もありました。
でも、不快にもならず気にもならず、書き込む人の気持ちがわからない私がこの時はよくわかり、「そうよね~!」と書き込みに同感。
主な登場人物AとBの2人のストーリーが交互に進んで行く形式だったんですが、中盤とある章がAのストーリーのはずなのにBの名前になっている。明らかに誤植。そのBの名前のところに傍線が引いてあり、「?」「Aでしょ??」の書き込みが(笑)どうしても気になっちゃったんだろうな~と想像しておかしかったです。
読んだ本は「灰の男」小杉健治
東京大空襲が話の軸なので内容は深刻で重いです。でも、すごく読み応えあって面白かったです。
昭和二〇年春、噺家の信吉は、生活苦から、家族のために盗みの計画を立てる。病により学徒出陣を免れた学生の伊吹は、講和による終戦を希う新聞記者の兄の異変に気付く。三月十日、銃後を懸命に生きるふたりは、運命の日を迎える!B29の大編隊が下町を襲い、無差別爆撃は十万人もの犠牲者を生んだー東京大空襲。ふたりは愛する者を案じ、焼け野原を彷徨うが…。ロングセラー『父からの手紙』の著者が贈るー戦争ミステリーの傑作!