一つ前の記事の指先の脂がまったくなくなった問題、

還暦を迎えて、いえ、その少し前くらい50代後半から顔の脂も限界を迎えていました。

実は私、20代からずっと50歳くらいまで基礎化粧品はほとんど必要ありませんでした。
肌が乾燥して困る、ということがなかったので。

それが50代後半から冬場乾燥するようになったので今はローションだけ、
もしくはローションとクリーム、ローションに美容液、くらいはするようになりました。

50代でエストロゲンがほとんどなくなるそうなのでその時期とぴったり一致。
わかりやすいですね~

20代のころは若いから当たり前に基礎化粧品は必要ないはずでしたが
若いからこそ、オシャレや美容には興味もあって
パッケージの美しい化粧品を買ってきてはいそいそと使ったりしましたが、

なんと!かなりな確率でかぶれるかぶれる、、、、

当時はオーガニックコスメだの無添加コスメだのはない時代、
少しでも安心な成分の化粧品はないのかとあれこれ探すも、
当時はネットもないし、化粧品の害とか、そういう情報を得られる機会もほとんどなく、
(逆に化粧品のCMは最盛期だったかも??CMのヒット曲の数々、かぶれたけどそれは今でも懐かしい)
化粧品を買うにはデパートの売り場に行くしかない時代。

1つのメーカーでかぶれてダメだった

同じデパートの別のメーカーで相談

「うちにはお肌が弱い人用のがあるんですよ~最初からここにいらしていただければよかったのに」
などとと言われ、その気になってシリーズで買う

かぶれる

カモネギの負の無限ループ

ところが、偶然、大学の友人と表参道だったと思う、いや青山だったかも??
とにかく歩いていたら、仮設店舗とおぼしき一角に人だかりが、、

なんだろうと思って2人で行ってみたら、化粧品を販売していたんです。
籤付きで(笑)

その化粧品を販売していた女性スタッフたちがみんなとてもキレイな肌をしていて
「ファンデーションはつけていません。これはすっぴんです。」と。
その化粧品のコンセプトはクリームはいらない、ローションだけでいいというもの。

今ならめずらしくもなんともないと思いますけど、1980年くらいのことですから。
画期的だったと思います。
化粧品はシリーズで使うもの、というのが普通の時代でしたもんね。

そこで友人も私もローションを買って帰りました。
籤は私がポーチ、友人はふかふかの大きなバスタオル。
周りの他の人たちもなかなかに良いものが当たっていました。

すっぴんの女性スタッフによる仮設店舗での大判振る舞いの籤つきの化粧品販売、
事実を書いていますが、ものすご~~く怪しげな感じですね💦
でも決してそんなことはなく
私はこのローション1本だけで20代はずっとオーケーでした。

今にして思えば、その後続々と出た「ドクターズコスメ」
これの先駆けだったのではないかなと思います。

その後、スチュワーデスになるとメイクは必須、乗務に当たってはすっぴんなど許されるはずもなく、
20代と30代半ばまではがっつりメイク、というのが続きましたが、
そういうメイクは仕事の日だけ、基礎化粧品はクリーム類は一切使わないままでした。

途中産休の8か月、育児休暇の1年と2年近くはほぼすっぴん状態に戻りましたが、
それで肌荒れすることもなく、むしろ肌の状態はがっつりメイクしていたころより数段良かったです。

その後も30代はまぁまだ若いから当たり前にしても、40代も基礎化粧品はほとんどなし、
使ってもローションくらいというので乗り切れました。
40代はフィットネスクラブで汗を流すことが多くなったのもあると思いますけど。

そして50代になったころ、この本がベストセラーになり


「うん、納得できる!!ここに30年かけた実体験者がいますよ~」と思いました(笑)

還暦を迎え、自分で脂分を生成する力がかなり衰えてしまったのを自覚している今日このごろですが
今はあの昭和の時代とは違って安心な天然成分の化粧品もたくさん出ていますし、
なにより情報もたくさんなので自分に必要なものがすぐ探せる、買える、便利な時代になったと思います。