ゴールデンウイークの始まりですね。5月1日と2日の平日の2日を休みが取れる人は9連休。
私はどこへも行かない、カレンダー通りのGWですので、1日月曜日と2日火曜日はジムでいつものレッスン、GWの特別レッスンが1日。予定は全部ジム=外出は家の最寄り駅前まで( ;∀;)

コロナ禍の後ですから、今年のGWはきっとすごい混雑ぶりなのでしょうね。

コロナ禍の後でなくとも毎年毎年、GWの混雑ぶりはニュースにもなっていますし、家族連れでごった返す交通機関の混雑ぶりや渋滞の高速道路の映像はお馴染みのものですが、私の記憶の中でGWのお出かけで最も混雑していた思い出は小学生の時に両親に連れられて行った潮干狩りです。

私の子ども時代だけでなく、娘が幼稚園~小学生の時も何度か行った潮干狩り。
子どもにとってはものすごく楽しいイベントですよね。大人である親も掘り始めたら夢中になってしまう楽しさがあると思います。私も娘を連れて行っていた時は子どもに負けない真剣さで掘っていました(笑)

自分が親になって子どもを連れて行ったその時だって、それなりに混んではいましたが、還暦を過ぎてもなお、ダントツの激混みの光景として残っている潮干狩りの思い出は、私が小学校の中学年くらい、妹は小学校に入学したかしていないかくらいの時です。

なぜ、そこまでの混雑ぶりだったかといえば、のちに自分も親となってから思い返すたびに「両親は狂気の沙汰だったな」と思えた理由が・・・

その時も5月の連休の全国各地の行楽地の混雑ぶりを伝えるニュースが流れ、家族で見ていたところいくつめかに千葉県の潮干狩りの光景が。
駅から潮干狩りの海岸まで延々と続く人の波、道路が見えないくらいの人、潮干狩りの海岸も身動きできているのか?というほどの人、ニュースを作る側からしたら「GWでこんなにすごい人出です!」と伝えるのにうってつけの映像でした。でもなんと、それを見た両親が千葉県で日帰りで行って楽しめるというのも理由で「ここに潮干狩に行こう」と。


大人になってからだったら冗談じゃないよ、テレビの混雑ぶり見たでしょ!と呆れて却下したと思いますが、子どもですから私も妹も大喜びです。

で、無謀にもニュースで流れた翌日その潮干狩りの場へ家族で行ったわけです。連休が始まったばかりの最も混みそうなお天気の良い日に。

駅についた時点で、前日のニュースで見たままの光景が目の前に広がっていました。見渡す限りの人。海岸へ向かう道、歩道橋の階段、砂浜へ到達する前から真っ黒な人の頭でギッシリ。
「ここはこんなに人気スポット!こんなにすごい混雑ですよー!」とばかりにニュースで流れたその場所に自ら飛び込んでいったわけですから当たり前なんですけどw

それを見た父が一言「うわーー!あれ全部人だよ!人!!」(・・・いや、だって、昨日それをしかと見て、それで今ここに来たんでしょ・・(-.-))

そのあとに言ったことが、「いや~~・・・もう帰ろうか・・・」

私と妹は「は??!おまえが行こうと言ったんだろうが!」とは言わず、子どもですからね、父の冗談に「嫌だぁ~~!!潮干狩りしたい~~」と子どもらしく返しましたが、あの時の父は到着してから後悔し、冗談半分、あとの半分は本音だったと思います。(親になったらよくわかった笑)

ものすごい混雑だったんでしょうけど、潮干狩りは当時はざくざくとたくさん掘れてとても楽しかったことは覚えています。でも1番覚えている光景は砂浜へ向かう駅からの道を埋め尽くしていたものすごい人と、駅舎から出るなり「もう帰ろうか」と言った父のこと。

昭和40年代のGWの思い出でした。
なんとも恐ろしいことに、もう50年以上も昔のことなんですよね・・・( ;∀;)