年とともに脂分がなくなっていき、スーパーでお買い物中、お買い物後、もはやどんなビニール袋も開けられない。100%開けられない。でもこれは、開け方を知ってから大丈夫に。指先で袋を揉まず、手のひら全体を使います。袋を両手で挟んで持って揉む、そうするとすぐに開きます。同じお悩みの方、ぜひお試しください。その姿を遠目に見られたら、空に向かって何かお願いしている人みたいですけど。

それでも日本の製品はパッケージを開けるということに関しては、かなり至れり尽くせりで瓶でも箱でも袋でも開けやすい工夫が様々こらされているんだと思います。

キッチンでオリーブオイルがなくなったので買い置きの新しいオリーブオイルを出してきた。少し前に買ったイタリアのもの。ところが、栓の周りを覆っているプラスチックカバーを外すため、「ここから開ける」のだろうと思われるミシン目、そこを引っ張っても硬すぎてびくともしない。ぜんぜん開けられない。キッチンバサミの先を入れる余地もないので悪銭苦闘。カッターでミシン目にさらに傷をつけて隙間を大きくしていきながらキッチンバサミで押し上げてようやく開いた。まるで工作しているかのような開け方になってしまいました。ガラス製のボトルの細い首回りのところでそんな作業、滑るしひとつ間違えば大怪我です。

日本製だとこんなことはめったにないなぁと思ったものの、どこの国のものだろうが、開けることに関して至れり尽くせりであっても、箱や袋が開けにくくなってきています。オリーブオイルの瓶も何年か前の私だったら簡単に開けていたのかも。

宅配便で届いたダンボール箱。箱の中で動かないように商品をピッチリ覆って固定しているフィルム、これが開けられない。前は指を突きたてたり引っ張ったりしたら開けられたのに、最近は無理。最初から箱を開けたカッターをそのまま「ぶすっ!」そこから開ける。ちなみに箱もカッターじゃないと無理。「ここから」と⇒があるところを引っ張っても上に押し上げられなかったり、勢いが足りないのか途中で切れちゃったりするから最近はどんな箱が届いてどんな指示が書いてあろうが最初からカッターで。

届いた1Dayコンタクトレンズ。箱がピッチリとフィルムで包まれている。爪で溝に沿って引っ搔いても開かないからこれもカッターで。

お菓子の袋、「どこからでも開けられます」⇒ウソばっかり、どこからも開かないからハサミで切る。

「どこからでも開けられます」って対象年齢有り?対象年齢、50代まで、とか?

もちろん相変わらず瓶の蓋もペットボトルのキャップも本当に開けにくい。開けられないもののほうが多くなってきました。脂分がなくなり握力が低下し指先の感覚も鈍り、、、
スマホの写真アプリ、Google フォトは開くと「〇年のベスト写真」とか「〇年の思い出」「あれから〇年」とベストショットをピックアップしてアルバムにしたものを勝手に流してくれるので、懐かしくて楽しいのでたまに目をとめて見ます。すべてが過去なのでどの私も若いこと、、、年を取ったらこうなる、ああなると想像した中に「あれもこれも開けられなくなる」というのはなかったです。些細なことは想像もできないですね。実際は些細なことが積み重なって日々老いていく、、、