何十年ものあいだ、スキマ時間があれば読書、だったのに還暦過ぎの身で本がswitch2のゲームに置き換わり、、、読書する時間がグーンと減っておりますが、久々に読んだ図書館本、月村良衛「普通の底」です。

「目立たず普通であること」に細心の注意を払って生きてきたはずの主人公が、闇バイトの世界に引きずり込まれて転落していくストーリーで、最近の闇バイトで集められた16歳の高校生4人が実行役となった栃木県の強盗殺人事件を嫌でも連想させられました。
匿名型流動型犯罪グループ⇒「とくりゅう」と、ニュースで頻繁に見聞きするようになっています。
犯罪そのものも金品を奪うだけでなくいとも簡単に命まで奪うし、末端実行犯の年齢は若い上ネットで寄せ集めで、その上にいる犯人たちにたどりつけないなど、最近の犯罪は本当に恐ろしい。
これは小説なのに、実際の事件がモデルか?と思えるほどに似たような事件を頻繁に見聞きするようになっていることが恐ろしいです。
主人公言うところの「普通」が、小学生のころから空気を読むことが何より重要だとか、目立ちすぎて回りから浮いたりいじられたりすることはなんとしても避けるとか、学校だろうが仕事だろうが目立ってしまって大役や責任あることを引き受けるのはだるいとか、「ちょうど真ん中くらいのほどほどのポジションが安泰」と、「その位置=普通」に自分を置くことに全精力を注いで生きていく過程が、読んでいて疲れました💦
小説はフィクションとはいえ、その時々の世相を反映していますから、今の若い世代ではそのような空気感があるのか?昔から「出る杭は打たれる」ということわざもありますが、ちょっとのことでもやたらめったらと打たれまくる時代なんでしょうか。それもまたSNSのせい?
ところで最近、固定電話に非通知で電話がかかってくるようになり、当然非通知の電話になどでないので無視だったんですが、あまりに連日なので気になってAIに非通知の電話の発信者はどういうところの可能性が高いかと聞いたら、1番多いのが不用品回収の勧誘。不用品と言いつつ、金製品はないかとしつこく迫るあれですよね。
これは一時期すごく多くて、携帯番号でかかってくることがほとんどだったので、誰の携帯番号も暗記していない私はいちいち出てしまって、辟易したんでした。
最近は非通知で、自動音声(ロボット)が多くなっているとのこと。
そしてもう1つ増えているのが、空き巣、強盗目的の名簿作成とのこと。
その固定電話の番号が現在も使われているか、出た人は高齢者か、一人暮らしか、などを非通知&自動ダイヤルシステムで手当たり次第に調べているんだそう。電話に出てしまう、もしくは留守電に切り替わるかすれば「在宅している」もしくは「生きている電話番号」だとデータが蓄積されて「闇名簿に登録されてしまう」とのこと。
ひえ~~💦と思って、それ以来留守電オフにしました。
便利な世の中になりましたが、悪いことをする側にも便利なことが増えたようで、警戒しないといけないこともどんどん増える時代ですね。