ブックオフで買った2冊と新刊が出ると買っているマンガ1冊です。

フクロウの囁き
ありふれた祈り
白川さん

フクロウの囁き

北欧ミステリーのノルウェーシリーズの第2弾です。
まだ新しいシリーズですが第1弾も面白かったのでこちらも買って読みました。

面白かったです、面白かったんですが、主人公たちの病みっぷりが読んでいてホント疲れます・・・ミステリー、警察小説ですから殺人事件が起こるところから始まりますが第1弾も第2弾も猟奇殺人、だから犯人も病んでいるわけで、それに加えて捜査する側も問題を抱え過ぎているんですわ。そこがミステリー要素を強めて面白いわけですが、それにしてもこのオスロ警察シリーズだけに限らず、つまりノルウェーだけじゃなくスウェーデンでもアイスランドでも北欧ミステリーって「荒みっぷり」、特に青少年と子どもの荒みっぷりが気になってきますね。日本(私は)ではシンプルで洗練されたインテリア、食器、明るくポップな柄の雑貨、充実した福祉などのイメージで非常に良いイメージの北欧ですが、低年齢からのドラッグとアルコール依存問題の深刻ぶりがどれにも嫌というほどに出てきます。

ミステリーを読んでいるからだとは思います。日本だって警察小説ばかり読んで「日本って安全な国のイメージがあるけどこんなに日々おかしな殺人事件ばかりなの??」なんて感想持たれたら「いやいや、それは違うよ。アナタがミステリーばかり読んでるからでしょ、そもそも架空のお話、しかも面白くするため現実離れしてるわけだし。」となるでしょうから。
でも、日本のミステリーや警察小説でここまで子どもと青少年がドラッグ&アルコールどっぷりってそこまでないような・・・

で、このシリーズは中でも捜査する側、主人公の捜査官たち(つまり複数人)までもがドラッグ、アルコール依存から抜け出せずどっぷり・・・( ;∀;)

まだまだ続きそうなこのシリーズ、どうなるんだろうか。

ありふれた祈り

子どもの荒みっぷりがヒジョーに気になる北欧シリーズと違い、こちらは13歳と11歳の兄弟の胸にじ~んとくる非常に読後感の良いお話でした。

1961年(私が生まれた年だ!)のミネソタの田舎町の一夏の物語。40年後に兄が回想する形のストーリーです。
家族に起こった悲劇を中心として家族について、その回りの人々について、1961年当時、偏見を持たれ差別されていた人々、からかいの対象になってしまったような人々、丁寧な描写で淡々と進む物語。

最初から最後まで悲しいことしか起こらないのに読後感は良いんです。
悲しいことしか起こらないのはミステリーだからなんですけどね、家族と回りの人間関係のストーリー展開も切ない、けど温かい。オスロ警察シリーズとは真逆のタイプのミステリー。

メンタル強め美女白川さん

こちらは第4弾。やっぱり買ってしまいました。時々パラパラと読みたいマンガです。
買うにあたって1巻~3巻までを読み返しました。やっぱり気持ちが明るくなる好きなマンガです。主人公は25歳だけどw

3巻では29歳のSNS命!インスタでリア充自慢に勤しむ同僚が出てきて彼女とのからみが面白かったですが、4巻では22歳の新人、専業主婦希望で婚活アプリを駆使してハイスペックの男子探しに躍起の後輩が出てきます。インスタもツイッターも自分ではやらずたまに見るだけの私ですので61歳にもなってこんなマンガ読んでるから当然といえば当然ですがわからない世界。でも主人公の25歳の白川さんはそういうことはやらないアナログ人間の設定なんです。嬉しいわ♪