放映が決まったとき、それはそれは楽しみで。
子どものころ大好きだったTVドラマ、「アテンションプリーズ
憧れたスチュワーデスという職業。

子どものころ夢見た「アテンションプリーズ」の世界、
夢が現実になった新人のころに始まった「スチュワーデス物語」

「アテンションプリーズ」がそれはもうキラキラした世界だったので期待感MAXで
似たような感じかな~と。

・・・
当時「ドジでノロマな亀」って言葉、けっこう流行ったと思います。

ちょっとドジだけど天然で可愛い主人公が、持ち前の明るさと天真爛漫さで
様々な困難を乗り越えたくましく成長していく、
最初は主人公に否定的だった周りの敵役まで大事な仲間になっていく、
この青春ドラマ定番の展開はみな同じ、アテンションプリーズだってそういう展開、話の筋。
CAが主人公じゃなくても他のどんな職業を持ってきてもだいたい似たようなこの路線、展開。
「スチュワーデス物語」もそうだった・・・?

そうだったとしても!!(実はストーリーをまったく覚えていない)
ちょっと、あまりに変じゃない?!と言いたくなることがたくさん。
(ストーリーは覚えていないけれど、そんなことないわ~といちいち思ったのは覚えている)

その時思ったのでした。
子どもが子どもの経験値と子ども目線でドラマを見るのと、
実際その職業についている大人が現実を日々経験している目線で見るのとの違い。

これはきっと、他の職業を主人公にしたドラマでも、実際その職業に就いている人たちは
「違~~~う!こんなことしないよ~」と心の中で苦笑いに違いないと。

9歳の私は夢中になって見て憧れたけれど、「アテンションプリーズ」だって当時スチュワーデスとして働いてた方たちは「え~~これは変でしょ、こんなことしないわ~」なんて思ったシーンがいっぱいあったのかも?

だとしても、毎回のお決まりシーン、
片平なぎささんが義手(しかも両手とも)にはめた手袋を口ではずして
教官役の風間杜夫さんに「ひろし、私のこの手、あなたのせいよ」と迫るシーン、
これは「スチュワーデス」という職業には関係なかったけど、
ものすごくインパクトの強いシーンでしたね。
さすがに「アテンションプリーズ」にはあそこまでおかしなシーンはなかったし。
あまりに強烈でwあのドラマ、ここしか覚えていません。
最後に堀ちえみさん演じる松本千秋がアテンションプリーズの美咲洋子みたいに立派なスチュワーデスになれたのかどうかも覚えていません。(なれなかった、なんてラストのはずはないけど笑)

50年以上前に見た「アテンションプリーズ」は覚えているシーンがいくつもあって、
美咲洋子が最後立派なスチュワーデスになったラストのシーンも覚えているというのに。
「スチュワーデス物語」というと、片平なぎささんが口で手袋をはずすシーンと、
「ドジでノロマな亀」という言葉しか浮かばない💦

それと、実際訓練で教わった英語の担当教官の中に、1人だけ日本人の教官がいらっしゃったのですが、その教官が出演されていたんですよ。
英語が苦手な主人公松本千秋の「チキン」の発音を直すシーンでした(笑)


久々に思い出したのは昨日のフラッシュダンスの思い出で。

好きだったダンス映画、フラッシュダンスの曲が「スチュワーデス物語」の主題歌だったんですよね。
このジャンボジェットの横をクルーが隊列組んで歩くところ、曲がいいからただ歩くだけでも様になっているな~と思います。
でも、整然と隊列組んで歩いているからかっこいいのかも。
実際には入場行進じゃあるまいし、こんな隊列組んで歩くというのはなかったですから。


スチュワーデスになった時期とばっちりかぶっていて、とても思い出深いドラマになっていてもおかしくないのに、実際は片平なぎささんの手袋はずしと英語教官のチキンとエンディング、この3つだけしか覚えていないのでした。