郵便局や銀行での改印手続きや、通帳記帳などを引き受けてくれたせいで、妹に不機嫌な態度MAXな母の八つ当たりが集中してしまいました。

母の印鑑、通帳、キャッシュカードを預かってそれぞれの窓口に出向いたここ数週間、
「キャッシュカードがないから、病院に行こうと思ったのに行けない」
「キャッシュカードがないから、体調がいいから買い物に行こうとしたのに行けない」と、
1度目は電話で体調がすごく悪いのに私は病院にも行けないと、とげとげしい言い方で言いたい放題の挙句ガチャ切り、
2度目は駅前まで行って妹を呼び出し、お金がないから(⇔ウソ、現金を持っていることは確認済)買い物に行けない、今から買い物に行くからキャッシュカードを返してと不機嫌MAX、けんか腰だったそうで。

どちらも行く気もする気もないことで、ほんとただの八つ当たりです。
病院云々のときは妹から電話で聞いてすぐに母に電話。「病院に行くってどこの病院へ?膝や腰が痛くて歩けないというから訪問診療にしたんだから、電話すればお医者さんが家まで来てくれて薬だって届けてもらえるでしょう。電話できないなら私がしようか?」というとだまり、「あら、そうだったのね。」ととぼけました。その時の会話の感じから訪問診療に切り替わったことを忘れた、ということはないなと確信しました。最近の母は都合悪くなるとぜんぶ「それは覚えていない」と言うようになりました。認知症なのか?演技か?やっかいですが、こちらも慣れてきたのでかなりわかるようになりました。

買い物に行くというのも、駅前までキャッシュカードを持って行った妹が、どこへ何を買いに行くのかと聞けばだまったそうで、もちろんショッピングになぞ行きませんでした。

通帳やキャッシュカードを預かられているのが嫌で取り返したいだけです。
もちろん、手続きが済んだらすぐに返しますし、預かったときにはしぶしぶ納得したように見えたんですが。いったん嫌だとなれば我慢できない人なんです。

今まで長いこと、私と妹に自分の家計の内訳等を知られるのをとても嫌がって絶対に教えなかった母ですので、今回のことでそれを知られてしまったことが嫌で腹立たしくてしかたないのがよくわかります。母はすぐ顔に出るし不機嫌な態度になるので本当にわかりやすい。子どものころから母のそういう態度には慣れきっています。

母のやり方は昔から変わらず、まずは「不機嫌な怖い顔」⇒「これ見よがしに大きくため息をつく」⇒「ヒステリックに怒る」この3段階。

子どものころは、母が怖くて不機嫌な怖い顔ですぐ母の思うとおりに動いていました。思春期以降は理不尽な言い分にはこちらも応戦しましたけど、思い通りにならないとヒステリックに怒りまくる母と同じテンションに持って行くのは大変。私だけでなく、妹も父もそうでしたので結局は母の思うとおりになっていました。嫌だと思えば不機嫌MAXを態度で表し、それをすればなんでも自分の思い通りになるという成功体験、それが60年以上。

1度目の電話のとき、一方的に言いたい放題言われてギャチャ切りされて、妹は呆然としたそうです。
猛暑だったり豪雨だったりする中走り回ってくれているのにね。
私に電話してきて事の次第を話しながら「昔ながらのお母さんで、言いたい放題されて、とっさには一言も言い返せなかった、悔しい~~~!」と。

やっぱり咄嗟には、同じレベルに怒りを引き上げて言い返すってなかなかできません。
だから、あとから「悔しい~~~!!」となる。還暦過ぎてもなお。

普通は、ちょっとやそっとのことでは相手にヒステリック怒ったりしないですもんね。
自分が不機嫌なことを「大きくこれ見よがしにため息をつく」ことでわからせようとするなんてこともしない。

考えてみたら、家族に怒鳴るとか、ましてや「これ見よがしに大きくため息をつく」なんて、ドラマの演技じゃあるまいし、私は娘には1回もしたことありません。(娘には、ね。主人にはため息なんて演技まではしないけど、怒鳴ったことはあるけどね(^^; もちろん、主人が悪いのよ)
それがしょっちゅうなんてことのほうがおかしい。

咄嗟に言い返せないのが普通なんだ、普段そんなことしないから慣れていないし、慣れていないのが普通なんだとお互い慰め合いました。
むしろ、母と対等にバトルできたら、こちらも相当にヤバい人間だわと。

とんでもない成功体験ですね。
でも、初期とはいえ認知症で抑えがきかなくなってきたことは確かのようです。
私と妹(そして亡くなった父)の前でしかそのような態度はしなかった母、逆に外面はものすごくよかったはずの母が、外でも少しわがままが出るようになってきてしまったようです。

外=今の母はそれがデイサービスです。
続きます。