ジムに行くため電車に乗っていた時のこと。
自宅マンションの最寄り駅から各駅停車に乗り、急行停車駅で急行が先に行くのを待つ時間、近くに座っていた私より10歳ほどは年上かな?と思える年配の女性が、周りをきょろきょろ、座ったり立ったり落ち着きがない。向いに急行が入ってくるとそわそわと腰を浮かし私のところへ来たのでなにごとかと思えば「すみません、今来たあの急行は○○駅に停まりますか?」と。
〇〇駅は郊外のかなり大きな駅ですが、各駅停車なんぞで行っていたら30分はかかる駅。
今まさに、向いに到着した急行に乗れば15分かからない、そこを説明して「お急ぎなら乗り換えたほうがいいですよ」と伝えると、焦って走って乗り換えていました。
これ、すごくわかる~~!と思いました。
私も自宅のある私鉄以外だと、各駅停車、急行、準急、それに快速急行ってのもあるし、どの駅にどれがどう停まるのか全く分かりません。
あの女性も始発の巨大ターミナル駅から乗ったものの、急行や快速、各駅とホームが違う、階が違う、同じホームでも「先発」「次発」さらにその次~!といった足元表示に電光掲示板での表示、、、これか?いやここか、そうかこっちだなとちゃんと見て1番早く着く電車に乗ったつもりが、鈍行、、、で焦ったに違いない。気持ち、わかり過ぎるほどにわかり過ぎました(^^;
もちろん、馴染みのない電車に乗るときは路線案内アプリでちゃんと調べてから行きます。でもいざ乗ろうとするとその電車が急行?準急?各駅?どれ?でまごまごし、さらに目的の駅はどれが停まるんだっけ??とまたアプリを見る。
慣れている路線だと自分がホームに着いたそのタイミングで待ち時間なく電車が来た!という場合(⇔これ、地味に嬉しくないですか?)、それをスルーしなければならないって地味に悔しい。5分おきとか10分おきに来るのにね(^^;
つい先日、馴染みのない私鉄に乗ったとき、ホームに着いたらベルが鳴り響いていて停まっていた電車がちょうど出るところ、小走りして乗りそうになって、「あれ?降りる駅は急行停まらなくて準急だったっけ。各駅でもいいけど、そもそもこれ急行?各駅??」となり、とっさに乗れず見送りました。
ちゃんと確認しないと絶対何かやらかしそうな気がしてしまうのです、快速に乗っちゃってうんと遠くまで運ばれちゃう自分を想像したり。注意力がないので、電車の「〇〇行」みたいな表示とか、ホームの案内とか、落ち着いてよく見れば必ず書いてあろうことが、とっさに見つけられないということもあるんだと思うんですよね、私の場合。
また少し前には方向音痴炸裂、都心の路線で全く馴染みがなく土地勘もない路線だと、どっちの方向の電車に乗ったらいいのかとっさにわからない。向いあっているホームに同時に来てて、出発のベルがけたたましく鳴っていて回りの人たちはみんな走って左右どちらかの電車に乗り込んでいるのに、私だけ諦め戦意喪失、どちらもやり過ごしてゆっくり路線板を見てから次のに乗りました。神奈川方面など都内から出る電車だったらさすがにわかりますけど。
どっちの方向も都内、行先はちゃんと「〇〇行」「△△行」って書いてあっても「〇〇ってどこよ?!」「※駅は〇〇の途中?△△の途中?どっちよ?」なんですわ。いやほんと、60年以上という長い年月、地図で見ると小さい東京、その中の狭い狭い地域の中だけで生きているんですねぇ~しみじみ
ぐるぐる回る山手線だけはたとえ間違えた方向のに乗ったとて、乗ってさえいれば必ずや目的の駅に着くけどね(^^; 超弩級方向音痴の私でもさすがに山手線の駅だけは全部わかる。どっち方向かもわかる。間違えても大丈夫なのだけわかるという皮肉。
車の運転歴は長く、運転そのものに問題はないんですが、とにかく超弩級方向音痴にほとほと苦しめられてきており、それは徒歩の場合でも同じこと。
車も徒歩も「自分でやる」ことだから大変だったけど、人が運転してくれる電車ならもう大丈夫!と思ったのに、電車でも同じではないか!いや、前以上にもっとわからなくなってるんですが!という現実を知る都心暮らしの今日このごろ、、、(;´Д`)