海外ミステリーで、初めての作家さんでしたがとても面白かったのでシリーズで4冊を次々に読み、最終章の「青雷の光る秋」まで読み終わりました。

シェトランド四重奏

イギリスの遥か北に位置するシェトランド諸島を舞台としたミステリーで、主要登場人物が同じシリーズものです。ミステリーとしては1話完結ですから、順番関係なく読んでもぜんぜん大丈夫です。でも、冬から始まって、夏、春、秋と季節が巡る2年の時の流れの中で、それぞれ季節を変えての島の景観や厳しい自然、人々の暮らしぶりも交えつつ、人間関係の変化や成長ぶりなども楽しめるので順番に読んだほうが良い構成です。

第1作「大鴉の啼く冬」第2作「白夜に惑う夏」は読んだ後に感想をブログにも書いています。
話の本筋にはほとんど触れていない感想とも言えないようなものですが・・💦
他にもいろいろとたくさん読んでいる中、ブログに読書記録を残しておくのは面白かったものだけですので、私的には一応とても面白かったとおススメのシリーズなんです。

「大鴉の啼く冬」:シェトランド諸島、可愛い子たちの故郷
「白夜に惑う夏」:アーなんとかドリなんとか

第3作「野兎を悼む春」も前2作に続き安定の面白さ。主人公の刑事のちょっと頼りない若い部下の刑事が主人公で彼の故郷の島が舞台なので、ミステリー以外の要素、人間関係、それぞれの変化も面白く読んだので読み終わるや否やすぐに最終章の「青雷の光る秋」を手にとって読んだのですが・・・

ラストが衝撃的過ぎて・・・
これは絶対順番に読んだほうがいいと思います。
ミステリーとしてもどのシリーズでも巧みなミスリードが多くて犯人がなかなかわからず、とても良くできているのに、そのミステリーの犯人やオチそっちのけで心の中で「えーーっ!!そんな!」と叫んでしまいました。ホント衝撃。

こんな風に終わると「四重奏」の次の単独の続き「水の葬送」がどうしても読みたい・・・ので、買ってしまった。この後の作も出ているみたい。4冊で終わると思ったのにエンドレスになりそうな予感( ;∀;)