妹と2人で母の様子を見に行ったとき、母が真面目な顔で「あなたたちに言っておきたいことがあるのよ」というので何かと思えば、
「自分では自覚ないまま出かける支度をして外に出た、玄関を出たところで気づいて家に入った」とのこと。
それを聞いてすぐに思いましたよ、それは認知症のとてもよく聞く症状、「徘徊」じゃないの?!
主治医の診断ではまだ認知症とのグレーゾーンと言われている軽度の認知障害、MCIだったのに?そんなに急激に進むもの??
数日前の診察では、主治医から「なかなかしっかりしていますし、おかしいところもないですね」と言われたばかり。
でも、これはまた今すぐに連れて行って診察を受けたほうがいいのか?と頭の中で一瞬いろいろ考えていたら、母が、
「これはね、病院でこんな薬を処方されたせいなのよ。怖い薬だわ。だから私はもう薬を飲むのはやめました。それと、病院ももう通わなくていいわ。ほんとうにけっこうですから」
なんかやけに丁寧な口調で、昔の気の強かったころの表情でキッパリ。
いつから勝手に薬を飲むのをやめていたのかと、青くなってしまいました。
初診の時から1週間は毎朝電話して、薬を飲んだか確認していたんですが、その後おかしなところもなかったし、次の診察から帰ったときも大丈夫だったので、母にまかせていたのが悪かったか、、、
とりあえず病院に電話して、処方された薬をもう3日も勝手に飲んでいないことを伝え、診察に連れて行ったほうがいいのか、また継続していいのかなどを聞きました。
とりあえず、継続して様子を見て、もしとてもおかしくなる様子だったらまた電話するということで落ち着きましたが、そのあとが大変でした。
薬は飲まないとダメ、病院も次の診察にはまた行くということを話しても、不機嫌な顔でプイと横を向いて聞く耳を持たない。もう、うるさいわねとばかりに顔の前でシッシッと手を振って「私は病院も薬もけっこうですから」と繰り返す。
妹と私の「素人判断で勝手なことをして認知症が進んだらどうするのか」という言葉には少し動揺し始め、形勢不利とみるや「私はこの家で1人で死にますから!それならいいでしょ!」と怒鳴って話を終わらせようとする始末。
認知症の親の世話をしている方々、認知症の初期には似たようなことがきっとあるんでしょうね。
認知症と診断されるまでは、穏やかで優しかったお母さまが頑固で言うことを聞かず怒りっぽくなったら、子としてとてもショックですよね。でもそれで「あぁ認知症が少し進んだんだな、それでこんなお母さんになってしまっているんだな」と認知症だからと思えるのでしょう。
ところがうちの場合は↑これらの態度、物言いすべて、昔ながらの母なのですよ、、、
母の認知症が進んでこうなっているのか?私たちにとっては昔からこうだったから、普通だわ。
「最近ぼんやりしてきておとなしくなってきてたけど、昔のしっかりしたお母さんに戻ってるじゃないの。認知症が治ってきたのか」なんて思ってもいいくらいで、実際妹とそんなことを言っていますよ(いじわるな娘たちなんですよ(^^;)
そして、今回母がこうなった原因はかなり思い当たることがあります。たぶん認知症が進んだわけではない。話しがそれるのでそれはまた次に書きますが。
ただ、「自覚のないまま出かける支度をして玄関を出ようとして気づいた」というのはとても危ないと思えます。
次回の診察日に先生によく相談してこなくてはと思っています。
「死ねばいいんでしょ」と怒鳴ったあとからさすがに言い過ぎたと母自身も思ったらしく、正気(どこからか?)に戻って落ち着いて話ができましたが、認知症が出ているときと正気のとき、母の場合わかりにくい💦
ただ1つ言えることは、認知症ゆえの機嫌の悪さ、わがままさ、ヒステリックにわめいて自分の言い分を通そうとするなど、これら諸々、昔の母はしょっちゅうこうだったので、妹と私はまったく動じない。
やれやれ、これがいいことなんだか悪いことなんだか、、、💦