少し前のブログにビーサンを「ゴム草履」と言って娘に「なにその言い方」と笑われたことを書きました。
例えばこういうブログなどで書く場合は私でも「ゴム草履」とは書かないと思います。
「ビーチサンダルを買いました。」とか「ビーサンで歩きました。」などと書くと思います。

「ゴム草履」は確かにかなり昭和でしたが、書く場合は使わない言葉でも咄嗟に出るのはその言葉、となる場合がけっこうあるように思います。
先日娘が買ってきたTシャツを鏡の前で試着しているのをたまたま見たとき、それがゆったりしていて大き目、着丈も長くて着心地良さそうだったので「あら、それ紳士もの?」と言ったら娘は「・・・・・」ちょっと間があり「あ、メンズってことね」。咄嗟に「シンシモノ」がわからなかったらしい。

でも、「紳士服の〇〇」とかお店の名前でもあるし、デパートでは「紳士服売り場」って今でも表示ありますよね。
私は会話の中で咄嗟に出たのが「紳士もの」という言葉でしたけど、娘は「メンズ」らしいです。

書く時は「メンズ」という言葉はちゃんと(?)使いますけど、会話だとメンズなんてあまり言わないかも・・・

母と妹と3人で話した機会にこのことを話題にしたら、2人とも「確かに会話ではメンズって言わないかも。紳士ものに違和感ないし。」とのこと。よかった、私だけじゃなくて(笑)

そして、もうその言葉が浸透しまくっているけど何か気恥ずかしいから会話では使わない言葉で3人とも一致したのが「デニム」です。

ジーンズのことを会話の中で「デニム」って言わないです。私たちだけかしら。
87才の母など「デニム⤵」と語尾を下げる言い方をして妹に「お母さん、違うのよ、『ニム→』って言うみたいよ」とデにアクセントでそのあとは平坦な言い方に直されていました。
そう、「デニム⤵」だと生地の種類、布地のことになっちゃうんですよね(笑)

だけど、ジーンズという言い方の何が悪くて「デニム」に変わったの??
デニムだと布地本来を指す言葉と同じで紛らわしいじゃない。それなのになぜわざわざ??

3人で「さすがにGパンとは言わないわよね!」と笑ったけど「言わないように気をつけている」というのがほんとのところかも💦

世間では相当広まっていてその言葉を使う人が多そうなのに自分は使わない話し言葉としてデニムのほかに3人一致したのが「スイーツ」です。
デザートじゃダメなの??一応食後に食べる甘味をデザートと言うようで、子どものころから確かにその意味で使っていましたし、おやつや唐突につまみ食いしているお菓子をデザートとは言っていませんでしたが、それはただ「お菓子」とか「甘いもの」と言っていたし、今もそこは変わっていません。その代わりに「スイーツ」という言葉を使うってないです。改めて3人で確認し合ってしまった。

小腹がすいたとき「何かお菓子ある?」とは言うけど「何かスイーツある?」なんて言ったことない(笑)

私が10代~20代、ズボンのことをパンツというのが普通になったころ、「パンツ」という言葉を言うたび父や母が「パンツといえばパンツ(下着のほうね)でしょ?!」と言っていたのを覚えています。そうですよね、当時両親は「ズボンのほうがわかりやすいじゃない。わざわざ混乱するパンツに言い換える必要性はどこに??」と思ったに違いない。

やっぱり流行がどんどん変わるファッション関連の言葉が多いですね。
今の人って「ずぼん」って言わないですよね?言葉としては知っていると思うけど。
でも「背広」とか「チョッキ」などになると言葉としても知らないかも?
さすがに私もこのあたりになると言いませんが。