ずうずうしい人と言えば「おばさん」というイメージですが、すべての年代で1番親切で気遣いするのがおばさんではないかなと、よく思います。
自分がおばさんだからでなく(ところで、60代っておばさんではなく、おばあさんと言うべき?(^^;)、見知らぬ他人であっても躊躇することなく声をかけたり親切にしたりできることが、押しが強く見えたり、気を遣うから多弁になったりするということもあると思うんです。
ジムにはいろいろな物販があり、そのキャンペーンもしょっちゅうです。今、美顔器の物販&キャンペーン中で、販売促進担当の若い女性がレッスン前に待機している人たち相手に一生懸命宣伝しています。
ダンスレッスンの始まる前、マットでストレッチしながら数人でおしゃべりしていたら、その女性がにこにこと愛想よく「こんにちは!今ちょっとよろしいですか」とスタジオに入ってきました。
実は、その直前のおしゃべり、「今、また美顔器の物販やってるわね~」「買う人いるのかしらね?」「私、リファのコロコロするだけというのも続かなかったし」「そういうのでシワがなくなったり若返るのかなぁ?」「化粧品よりは効果あるのかもだけど」「今の若い人は美顔器より一足飛びに美容医療なんじゃないの?」などと言いたい放題していたんです。
でもおばさんたちは、そんな言いたい放題していたことなど微塵も感じさせない笑顔で「はい、どうぞどうぞ」と返しましたよ。
美顔器の説明も「いや、買わないから」と内心思いつつも全員真面目な顔で聞きましたよ。
進化した美顔器で顔だけでなく、全身のケア、頭皮にも使えるという説明で、デモをしてくれるというのに、「せっかくだから試してみようかしら」
買う気全くなくても誰も「いや、けっこうです」とは言わない。
「何か気になるところはありますか?」と言われ「私は最近髪にコシがなくて」「私はやっぱり顔のたるみだわ~」と、彼女がデモし易いようにジム友2人が「髪」と「顔」にしたので、私は「肩こりが気になってます」と、「体」にしましたよ。
それぞれ頭皮をマッサージしてもらったり、フェイスラインをなでてもらったり、私は肩のマッサージをしてもらいました。そして「いかがでしょうか、かなり良さを感じていただけたかと思うのですが」と言うのにそれぞれ
「たしかに頭がスッキリしたわ、頭皮によさそうね!」
「どお?私フェイスラインがスッキリした?」「(隣のジム友が)ホント、あなた少しスッキリしたわよ」
私「肩が軽くなった感じです」(いや、正直なところ、よくわからないんだけど(^^;)
レッスンが始まる時間間際となり、「申し込みは下で承っておりますので、よろしくお願いします!!」とスタジオを出ていくのを「ありがとうございました~」とみんなで見送り、姿が見えなくなったとたん、
「で、あれ、いくら?」
「6万5千円よ!」
「そんなに高いの!!」
「ほうれい線が全部なくなるなら安いかもよ」
「さっきのは効果感じたの?」
「いや~ぜんぜん(デモしてもらった全員で)」
「やだーなに芝居してるのよ(笑)」
「だって、あの場で『何も感じないですね~』なんて言えないでしょ」
「誰か買う人いるかしら?」
と、先生の「始めま~す」の声かけギリギリまでおしゃべりに花が咲く。
そんなことをしていたので、その日はレッスン前のストレッチがほとんどできなかったのでした。
欲しいと思っていないのにうんうんとうなづきつつ説明聞いたり、デモのモデルになったり、最後は気をつかった感想まで(芝居と言われたが(^^;)、、、それでストレッチの時間なくなって、それだけ気を遣うおばさんたちということです。売れないんじゃ、この気の遣い方が正しいのかわかりませんが、、、