8月に続き2度目の手術で入院中の母、入院時の付き添いでは前回より体調も良く元気でしたし、昨日の手術は妹が付き添ってくれて、その時も無事終わって術後の母とも会話でき大丈夫そうだったと聞いて安心しておりましたところ、
朝の5時から突然電話が鳴り、スマホの画面を見ると母から。
慌てて出ると「私、大変なことになっちゃったのよ」というのでもうビックリ。
手術後、麻酔から覚めた時、術後であることを「一瞬だけ忘れた」ので、トイレに行ってしまった。それで点滴などの管を引きちぎることになってしまい大変なことになってしまった。
私は、「トイレに行って」までのところで、麻酔から覚めたばかりで朦朧としていて転倒し、骨折してしまった、とかそのようなことが続くのかと想像してしまいましたが、あとに続いたのは点滴してたのを忘れてしまったので大惨事だったと、、、
まぁ、点滴の管を途中で無理やりはずせば多少出血もすると思いますし、点滴液もこぼれたりで大変かとは思いますが、母には悪いけど「なんだ、そんなことか」と思ってしまいました。
ところが、そのあとに延々続いた母の訴えは「そんなことか」のほうではなく、母にとってもそれは「そんなことか」でした。
母の言う「私が大変なことになっちゃった」とは、
「それで大騒ぎで、そのあと看護師さんたちの自分に対する態度が酷い、だから今日帰るつもり」と。
「昨日手術したばかりだし、勝手に帰れるはずないでしょう」というと「帰れるわよ!タクシー使えばいいんだもの」というので、本当に退院できるなら車で迎えに行くし、タクシーとかそのような問題ではないということを説明するはめに、、、
看護師さんたちの自分に対する態度が酷いからもう帰るという母をなだめても堂々巡りで、
主治医の判断なく勝手に退院できるはずがないから、とりあえず今日の回診時に先生に「今日退院してもいいですか?」って聞いてみたら?と言うと、母は意気込んで「そうね、回診の時に聞いてみるわ!」と言っていました。なんか、それだけ元気ならいいと言われそうな気もしてきて電話を終えましたよ。
とりあえず、手術翌日である今日は妹と面会に行くつもりでしたから、あとで行って詳しく話を聞いてきますが、
電話を終えたあと妹と、場所が病院、抜歯程度の手術、高齢とはいえ、重病でもなく歩けないわけでもない患者が点滴液を勝手にはずしたくらいでそこまで「なんてことしてくれたの!どうしようもない患者ね!」なんて態度をとられるわけがないと思うので、高齢であるがゆえに、体は大丈夫でも頭のほうが危ういと、ボケてしまった人扱いされてしまったんじゃないかと、「看護師さんたちの私に対する態度が酷い」というのはソッチではないかと話しました。
確かに、母が電話に出るなり真っ先に言ったことは目が覚めたとき、術後であることを「一瞬だけ忘れた」
これって、私はボケたのではない!と言っているってことかと。
80代後半から認知機能にかなり衰えが見られるし、さっき言ったことも覚えていられないことが多いのは確かですが、ボケてはいないと思います。ただ、病院で入院中に90歳近い高齢の患者がそのような行動をとれば、看護師さんたちからちょっとぼけてしまっている人としての扱いを受ける、対しての言動がそうなることはもう仕方ないのでは?と思えますが、母にとっては耐え難いことなんでしょう。
ほら、母はおばあさんじゃないそうだからね。おしゃれ魂
気持ちはわかりますが、朝の5時からガンガンそんなことをまくしたてて、それはいったいどこで電話してたのよ?と考えれば、電話してもよい場所はナースステーションの真ん前のレストルーム。ルームといってもドアや壁のない開けた空間ですし、ナースステーションとつながっているような場所。そこで朝の5時から母があのようなことをまくしたてていたわけで、、、いやはや、、、やっぱり、今日もう退院してもいいよ(退院してくれ)と言われそう(^^;