毎日の献立を考えるのが面倒です。
毎日のことなので、毎日「今日は何にしようか」と考える。悩まない日はないといっても過言ではないくらい。

娘がいたころは、娘が好きなものをけっこうリクエストしてくれていたのですぐ決まることも多かった。多少手間暇かかっても献立が決まっていれば買い物も早いし、特に面倒と思うこともなく作っていたけれど、夫婦2人だけの生活になってからは同じようなものになりがち。

レシピアプリも便利だけれど、それは冷蔵庫に残っている食材で「これとこれで作れる簡単で時短なレシピ、何かないか」と検索する、そういう使い方ばかりです。食材からの検索ではなく、なんでもいい中から決める、という時にはあり過ぎて逆に見ていてわからなくなってくる。

アナログ人間な私には、スマホで無尽蔵に出てくるものをダラダラ見るより、料理本をパラパラ見て決めるという方が向いています。薄い本1冊でネットの情報とは比べ物にならない少なさですが、作るとなれば、「これは面倒だから嫌だ」と思うものを省いても充分過ぎるほど。

料理本は眺めているだけでも楽しいのでかなり持っていましたが、レシピはたくさん載っていても作るのは数品だったりする料理本や、面倒な工程のものばかりの凝った料理本、基本の調味料以外の調味料やちょっと変わった食材などの多い本などはブックオフへ。今残っているのはほんの数冊。その中で最近よく見るのは2冊。

初心者のための料理本で和食と洋食の基本料理、それぞれ1冊ずつで、結婚してすぐのころ買った2冊。40年くらい前の刊行です。どんどん処分したのになぜかこの2冊は処分できず残していました。残したけれど長年見ることもなく。今見ると「料理に必要な道具」なんてところから始まっていて、懐かしい。でも、その調理器具類の古臭いことと言ったら、、、私っていつの人間?と思う(^^;

古臭いけど、初心者向けなのでカンタンな料理ばかり、食材もスーパーにないということはない基本のものばかり、レシピを見なくても作れるものばかり。和食のほうは副菜がかなり載っているのでシニア夫婦2人の献立にちょうど良い。簡単ですぐできるレシピが多いので、その中から自分が食べたいものだけを選ぶ。

でも、良い方法だったと思ったものの、なかなか思う通りにはいかず、です。

献立を決めてスーパーに行っても、野菜も肉も高い今。初心者向けの料理本に載っているレシピの、定番の野菜や肉や魚でも「これは高い」「ヤダ、こんな値段じゃ買いたくない」と思うものが、、、(-“-) その日特売になっているものを選んで買うことが多く、結局献立が変わる。
好きなものを作りたいけど、そういうわけにもいかず。毎回同じものが特売とか値下げとか、そういうことがないのでとりあえず、同じものばかり続くということはないのだけは良いけれど。

献立に悩む、という点では買い物に行く前に家で「何にしよう」と悩んでいたのがスーパーの売り場の前と、場所が変わっただけ。