Kindle Unlimited で2冊美容の本を読みました。
形成外科医と化学者からの観点での美容法、
2人ともまったく同じなのが面白かったです。
上原恵理さんの「すっぴんクオリティを上げるさわらない美容」
かずのすけさんの「マンガでわかるかずのすけ式美肌化学のルール」
今両方とも読み放題に出ているので読んでみました。
かずのすけさんはブログも知っていて、それこそ日焼け止めを選ぶときに記事を参考にさせてもらったりしていました。
でも、かずのすけさんのブログ、私は最初から読んでいたわけではないので、
記事量が膨大過ぎで、さらに1つの記事もすごい情報量なので
読んだり、自分が知りたいところを探すのに時間がかかるんです。
このマンガで要点だけさらっと説明されている本はわかりやすいし、
あっという間に読めるのがよかったです。
お2人とも言っていることは同じです。
- 化粧品の成分は角質層までしか入らない、どんな魅力的に聞こえる有効成分でも
肌の奥に届くことはない、もし届いたらそちらのほうが大変な有害な事態、
(これは美白化粧品の白斑問題でけっこう知れ渡りましたよね) - 美容は保湿と紫外線対策だけでOK。それ以上はほとんど意味がない。
- シミ、しわ、ニキビ、乾燥など肌トラブルの原因のほとんどは洗顔のし過ぎ、
化粧品のつけ過ぎ、世に出回っている多くの美容法などでの肌と顔のいじり過ぎ、
「やり過ぎ」が原因。 - 高級コスメもプチプラコスメも似たような成分であれば効果は同じ。
- 化学物質だから有害、界面活性剤だから有害、天然成分や植物性だから安全というのは間違い。(天然エキスや100%原液などのうたい文句のからくりなどわかりやすい。)
ずぼらさん(私ですが)にはとっても嬉しい内容(笑)
昔読んだ宇津木龍一先生の「肌の悩みがすべて消えるたった1つの方法」も
同じことが書いてありますから、(宇津木先生は上原さんと同じく形成外科医、やけどの皮膚治療が専門)やたらと顔にあれこれつけたりする必要はまったくないのでしょう。
ただやはり、50歳以上になってくるとまったく何もつけないのはムリがありそうです。
自力で皮脂を分泌する力は衰えてきますから。
その時、何万もするクリームをつける必要はないということですね。
また複数を重ねつけする必要もない。
プチプラでも成分を選べば良いと。
私が読んで理解した限りでは、ヒト型セラミドとビタミンC誘導体、
この2つが入っている化粧水もしくはクリーム1つでいいのかなという感じですので
60代はその基準で選んでいこうと思います。
面白かったのが、同じ医者である上原先生と宇津木先生が同じことを言っていること。
とにかくみんな顔を洗いすぎ、メイクが完全に落ちてないとしても、
それを落とそうと何度も顔を洗うくらいならメイクが残っているままのほうがまだマシだって。
効果の高い日焼け止めは落とすのがすごく大変というのは昔から実感していて、
それが嫌さに(何度も顔洗うのがめんどくさいからですが)、普段使いには
あまりSPF値や+値の高いものを使わないようにしてきましたが、
効果の高いSPF50などの日焼け止めは、日焼けはしない代わりにそのあと肌荒れするものが多いと感じていたのは、それを落とそうと何度も顔を洗っていたからなんじゃないかな。
日焼け止めそのものが原因というより、落とす行為のほうがずっと問題と、
きっとそういうことですよね。