今はCAと言うんですよね。

CAという呼称が一般的になって長いですが、私は今でもスチュワーデスという言葉のほうが出てきます。

今ではあまり見ることがないテレビですが、子どものころはアニメとドラマ、いろんな番組を夢中になって見ていました。

ただ、昔はビデオなんてありませんでしたから、放映をそのとき見るしかないわけだし
ドラマだってそんなにあれもこれもあるわけでなく、私の場合もお気に入りのは週に2つ程度。

アニメもドラマも30分だけだし、テレビやマンガに夢中といっても昔の昭和の子どもたちのそれは、
量的時間的にもぜんぜんたいしたことなかったと思います。

私がテレビのドラマに夢中になったのは、小学校3年生の時。

スチュワーデスが主人公の「アテンションプリーズ」です。

「『アテンションプリーズ』は『サインはV』に続く、青春根性路線シリーズ第2作として、TBS系毎週日曜日夜7時30分から8時に放送された作品である」

これは2006年に発売されたDVDの作品紹介の冊子の中の説明文です。

アテンションプリーズ

2006年ということは、このDVD、45歳の時に買っていたんですね。
発売されたときは嬉しすぎて迷うことなく購入しました。

青春根性路線シリーズなんてのも初めて知りましたが、「サインはV」のあとだったこともそうだったのか~という感じ。
私がドラマを見るきっかけになったのが「サインはV」だから。

「アテンションプリーズ」が小学校3年生の時だから、「サインはV」は2年生ですね。
「サインはV」はバレーボールのドラマで、同時くらいに私は「アタック№1」という同じくバレーボールのアニメを楽しみに見ていました。

「アタック№1」は1969年から放送された、とあるので「サインはV」をドラマで見始めて、アニメで「アタック№1」を見ていたんですね。記憶でもそんな感じです。

だいたい小学校に入ったくらいから週に2回ほどテレビを見ていた、と記憶しているのですが
「アタック№1」のほかは「魔法使いサリー」と「ひみつのあっこちゃん」

この3つは、還暦となって物忘れに困っている私なのに、今でも完璧に歌詞も覚えていて主題歌を歌えます。どんだけ集中して見ていたんだ、、、おそるべし子どもの集中力(もっと違うところで生かしてほしかった)

それだけの集中力で見ていたほどに夢中で影響も受けて、小学校低中学年の時って遊びがバレーボールでした。技を練習して遊んだんですよね、

「サインはV」の後ろ向きにしゃがんで腕をぐるぐる回してから打つサーブ稲妻落としや、
「アタック№1」の木の葉落とし、シュレーニナの手を交差させてからトスする殺人トス、八木沢3姉妹の三位一体攻撃とか、、、

すごく笑えますけど子どもですからね、今の子どもだって同じように遊んでいるでしょう。
娘だってセーラームーンの服着て光るステッキ振り回して変身してましたよ、幼稚園のときですけど。

夢中だったアニメやドラマ、バレーボールは中学生になってバレー部に入部、という現実路線も可能だったはずですがそれはなく、

今現在夢中のバレエ、これも子どものころマンガで夢中になって今の趣味につながっているわけですが、こちらのバレエも親に何度か頼んだものの、習わせてもらえることなく終わりました。

でも「アテンションプリーズ」は子どもだった私に現実的な将来の夢としてずっと残ってスチュワーデスとなったきっかけとなりました。

スチュワーデスとなって乗務していた20代はバブル真っただ中、主力機はジャンボジェット、ボーイング747で、アテンションプリーズ当時の主力機DC-8は引退目前、私が乗務し始めた新人当時でももう乗る機会がほとんどなく、東南アジア路線でほんの数回乗っただけで終わりました。

今飛行機に乗ると、当時 DC-8 を「小さい飛行機だな」と思ったように今の機種も小ぶりに思えます。乗務経験のすべてといっていいほどジャンボだったので。

しかも80年代当時はバブルでビジネスでも遊びでも海外へ行くお客様でたいていの便が満席、昔見たアテンションプリーズのなんかゆったりとした優雅な旅とサービスの場面とはえらい違いようだったような、、、

でも私にとっての1番大きな違いは機内アナウンス、、、

「アテンションプリーズ」なんて言わないじゃん!

「Ladies and gentlemen」から始まるアナウンスでちょっとがっかりしたんですよね。