母の家で妹も一緒におしゃべりしていた時、それぞれの夫の漢字の読み間違いを「笑いもの」にしておりました意地悪な姉妹です。
でも、すぐに自分たちもそういう間違いがけっこうあるよねと笑いものにしたことを反省しました。
母はそういうことに「幼いころから本を読むのが好きな人にはありがちなこと」と言います。
ルビのふられていない本を早くから読むとそうなりがちと。
確かにそれはあるかと思います。自分の知っている範囲での読み方で勝手に読んでしまい、そのまま覚えてその読み方のまま誰にも訂正されずに大人になると、大人になってから恥ずかしい思いをするってことですね。たぶん多くの人にあることだと思います。
でも、勝手に読んでしまう漢字だけでなく、勝手に解釈してしまうという間違いもありで、実は最近さすがにこれは恥ずかしいなと一人で恥じ入ったことがありました。
妹が「『おかしらつき』って『尾頭付き』なんだってね、尾と頭がついている姿のままの魚のことで。『御頭付き』で頭だけだと思っていた。59年間もそう思い込んでいた。恥ずかしい」と。
ひえぇ~~~💦そうだったのね、姉の私も全く同じ解釈でしたけど?!
59年間で恥じ入っているけど、私なんて62年間よ(;´Д`)
これって相当恥ずかしい部類でしょうか?( ;∀;)
文字で見れば一発で間違いに気づいたはずですが、今まで1度も文字で見たことなかったんでしょうか?それもまた不思議ですが、そうなんですよね。でも62年間もねぇ~~ウソみたいですわ(^^;
私たち姉妹が特別変かな?(^^; まぁ、子供のころから妹もですが、私も同じく自分で勝手におかしな解釈をしてそのまま納得してしまうことっていくつもありました。
私が自分で我ながらこれが1番酷いなと思っている大間違いは「蛍の光」の歌詞です。
蛍の光 窓の雪
ふみよむ月日 重ねつつ
いつしか年も すぎの戸を
あけてぞ 今朝は別れゆく
今の小学生はどうかわかりませんが、昭和36年生まれの私は小学校の時1年生から耳で聞いて覚えていましたし、歌詞の意味もわからないころから歌えてもいました。当時の音楽の教科書の最後のページなんかにも載っていたと思います。
で、小学生の私が耳で聞いて自然に覚え歌詞の意味なんかも考え始めるころに勝手にした解釈とはこうです。
あけて ぞけさは 別れゆく
だって、「開けてぞ」と文末につけて強調がなんたらとかそんなこと知らなかったし!
で、子供心に「ぞけさってなんだろう?」とふと思い、
・6年生のお兄さんお姉さんたちが学業を終えて卒業していく時に歌う歌である
・歌詞は古く昔のイメージである
子供なりの頭で考えたことには、昔の人が何か難しいことを終えてそれぞれに別れて行く場面である⇒昔の人がなにやら修行を終えるイメージ⇒昔の人のお勉強といえばお寺とかお坊さん⇒修行僧⇒僧⇒袈裟・・・なるほど、ぞけさとは袈裟の種類のことだな、修行を終えた人たちが着る袈裟をぞ袈裟というのだな!(どう書くのかぞの漢字は知らんが)
とこのような連想ゲームを一人脳内で繰り広げ勝手に解釈しそのまま中学生くらいまで思い込んでいました。歌詞の思い違いに「ウサギ追いし かの山」⇔「うさぎ美味しい かの山」なら聞いたことがあり、友達でも「そう思ってた~」「私も~」なんて子もいて笑ったりもしました。
でも「ぞ袈裟」は聞いたことがありません。
私もさすがに恥ずかしくて家族以外に言ったことはありません。
他にいないかなぁ?