昨日の共感力のない主人の話、妹には「うちの(夫)もたいがいだけどお義兄さんも酷いwよね~~~お義兄さんらしい~~笑笑笑」と笑われました。

寡黙でぶっきらぼう、こういう男性は多いことと思います。
男性の特性として悪いほうへとられることなく、ほとんどが寡黙でぶっきらぼうだけど「親切、優しい、頼れる」などという言葉が後に続くことがほとんどでむしろ好ましく使われることのほうが多いと思います。

主人もやたらとペラペラとおしゃべりだったり、人(女性?)に対してサービス精神いっぱいの対応や気遣いをする話し方ではまったくなく、その真逆です。

だからといって寡黙でぶっきらぼうというのともぜんぜん違う。

話はけっこうするので夫婦の会話がぜんぜんないというのとも違う。
(話が楽しいとか面白いかとかは別としてw)

主人の場合は何かを指摘したりアドバイス(といえば聞こえはいいが・・)する時がどストレート過ぎること。
オブラートに包んだ言い方をするとか、婉曲な表現とか、伝えたいことの前後に言葉をたくさんくっつけるとか、そういうこと一切なしにズバッと言うので言われたほうはそれが否定的なことだったりすると「なんだとぉ~~???」となる。

それで私も若かった20代30代は「は?!!何よ、その言い方は!」と言い返したりしたものです。学習と経験値が足りなかったのです。
主人にしてみれば事実を指摘した、ただそれだけ。
なので私が言われたことにムカッとして「何よ、その言い方はっ!!」みたいに怒ったとて、主人からしたら「普通に事実を言っただけなのに」私が突然逆切れして怒っている、とそういう風にしかとらえられない。なので言い合いのケンカになって、ということはあまりなかったです。私が突如勝手に怒り始めた、なんかヒステリーの発作を起こしているみたいだ、かかわるのは面倒だ、そのうちおさまるだろう、ほっとこ・・・こんな感じ。

それがわかるまでは私もさらにぎゃあぎゃあ言いつのったりもしたものですが、だんだん(といっても10年以上はかかっているんだけど)わかってくると淡々と「言葉通りに受け止める」(そこに悪意はまったくない、皮肉でもない)ことができるようになりました。

そしてそれは何かを頼み頼まれる場合も同じことが起こります。
私の場合は自分でもできることだけど、何らかの事情でできないから頼む、みたいなケースだと「悪いな」という気持ちがあるのでくどくど前置きをするわけです。
出来ない事情をまず説明してから本題に入る。
「私明日〇時までに△に行かないといけない用事があって云々、だからほんと、悪いんだけど『※をしておいてもらいたい』」
私はこういう感じで頼むんですが、主人にとっては『』以外はいらない情報と言葉。

腰が軽く、自分にできることならやってくれる、という人なのでとても頼りになる人ではあります。
そして慣れてコツをつかんだら「これをして」「あれをして」とだけ頼めばいいので楽でもあります。

がしかし!!人の性格というものはなかなか変えられないので、そういう時自分のできない事情とかどうしても最初に説明してしまうし(だって普通はなんでおまえがやらないんだよ?!って思われるんじゃないかと思うでしょ)、悪いな申し訳ないなと思っている気持ちもちゃんと伝えないと(それが礼儀でしょ)、とも思うのでただ要点だけ言うというのが慣れるまでなかなかに難しかったです。いや、今でも慣れないの、だから大変。

そしてその逆も。
ただ「※しておいて」と言われたとき、「はぁぁ~~??!私にもいろいろと都合があるのよ、なんで私が?!」といちいちムカついていたらダメw
正しい受け答えは都合が悪ければ「ムリ、その日は〇〇があるから(⇔ついついやっぱりできない理由までくっつけてしゃべる私)」と簡潔に「できない」とだけ答えればいいのでした。そうすると「あっそうなんだ、じゃあいいや」となるか「急がないから明日は?」となる。そして私が「なんであんたはできないんだよ??」と思えばそれを聞けばよし。ちゃんとできない理由を説明するから。
でももう長年のことなので私は理由を聞くこともない。きっと何かできない理由があるんだろうくらいにしか思わない、っていうか、今ではもうそれも思わないw

私はもう親よりも長く一緒に暮らしている家族ですから、主人のそういうところもよ~くわかっていて、コツもつかんでおり、また慣れてもいますし、それに10年ほどはいちいちぎゃーすか怒ってきた歴史もありますが、大変だったのは母と妹(笑)

母と妹、そして私は近所に住んでいます。
私も妹も結婚しても子どもを産んでも仕事をしていたこともあり、母に子どものことを頼んでいたことでそうなった経緯があります。おおまかですが。
なので母と妹が主人と接する機会は、兄弟姉妹結婚してバラバラな県や国に住んでいる人たちよりず~っと多かったし今でも多い。
最初のころは私のいないところで(いればそれなりにフォローしましたが、私の仕事は何日も泊りがけでいないことが多かったので)そりゃ~~~~えらい目にあったようですw

私のようにいちいちいきり立ってぎゃあぎゃあ怒るなんてことはできないですから大変だったと思います。
「なんて失礼なやつだ!」と思い、我慢してそれがたまっていたことでしょう。
私の父は69歳で肺がんで、まだおじいさんというにも早い70歳になる前に亡くなりましたが、男性にしては口数は多く、母や娘2人とも楽しく話をするタイプ、そして憎めないお茶目なところのある人でしたので、それが普通と思ってきた女3人、主人とのギャップは大きく・・・

特に何かを頼む場合、母や妹は当然ですが私以上に気をつかって「申し訳ないですね、私は〇〇できなくて、もし△△ができたら・・・」とくどくど前置きをする、と、いきなり「だから何をやれというんですか?」(ちょっとーーーその言い方💦)とズバッと言われる。それって私たちの感覚だとほぼほぼ断ってるよね、ととらえがち。いや、断ってるんじゃないのよ(笑)
「ええ、ええ、できますよ、まかせてくださいね、さあ、じゃあどこからやりましょうか」なんて言葉は100%出ないですからね。(でも要点が伝わった時点ですぐにやってくれるんです)だから慣れるまでは大変、そして私が何度も説明してようやく今があるといった感じです。
そもそも昨日の記事にもあるように共感力もないですからね~~

でも、悪気はないしやれることはやってくれる。だから今はもうまぁいいかと。

自分ができることはやってくれる、ということに関して今でも妹がよく言ってくれるのが、妹が出産して退院したときのこと。
妹の夫は時間が自由になるような会社ではなく妹の退院に合わせて半休をとったりが難しい会社でした。昭和じゃなくても、まだ平成のあの当時はイクメンなんて言葉もなく育児休暇を男性がとるなんてこともあまり聞かなかった時代。
でも、主人はもっと柔らかい(??)業種の会社勤め、当時から早々とフレックス制を取り入れていました。なので妹はタクシーで家に帰ってくるつもりだったようですが、主人が「会社は午後から行けば大丈夫だから俺が迎えにいってやる」と言ってくれて(私は相も変わらず泊りがけの仕事でいませんでした)母も乗せて妹と生まれたばかりの甥っ子を迎えに行ってくれました。

おかしいのは私が出産して娘と一緒に退院したとき、病院の前で3人で一緒に写真を撮ったんですよね。(家が近いしこだわりもないので私と妹は同じ病院で出産)
それとまったく同じ構図で主人と妹と甥っ子が写真を撮っているんですよ。
なんか他人がその2枚の写真を見たらどえらい誤解をしないですかねww

妹も母も「頼りになっていい人じゃない」と言ってくれますが、私と同様、今でもどストレートな物言いに「なぬっっっ?!」と思うことが多いみたいなのも事実。
慣れている身内はいいですけど。
外で大丈夫なのかな?と思うけど60歳の今でも仕事しているからまぁ大丈夫なんでしょう。