運転者が高齢であることを示す高齢運転者標章。「枯れ葉マーク」という言い方も聞きますが、昔のが「もみじマーク」今のが「四つ葉マーク」というのが正式な名称ということ。

70歳以上の高齢者が車につけることが努力義務、75歳以上は義務とのことですが、普段街中を運転していて「四つ葉マーク」のクルマが前後や隣にいたところであまり気にはなりません。「四つ葉マーク」のクルマはスピードを出さずゆっくり運転しているクルマが多いという印象があります。後ろにつくとたいていそうなのでそんな印象を持っています。私もスピードは出さないのでゆっくりな運転は全然気になりません。

昨日は前にゆっくり運転の「四つ葉マーク」がいたことが非常にありがたく、感謝しながらついていきました。

ジムに行くのに主人のクルマを借りて行かないといけない事情があって、めったに運転しない主人のクルマで行ったから。
私のクルマよりデカく、長く、ハンドルも重い。
それだけでもう緊張です。どんなクルマでも同じじゃないかという人は多いと思いますが、私は自分のクルマより小さければいいんですが、大きいとなるとめちゃくちゃ緊張します。

ジムまで往復してきて前後左右満遍なく擦っていたらさすがに怒るだろうなぁ~と思いながら出発。ジムへは家から住宅街の中を通って駅前に出るだけ。それでもド緊張💦めちゃくちゃゆっくり運転しました。後続車が来たら「なにモタモタしてんだ」と怒りそうなスピードで。後ろからクルマ来ませんようにと思いながら運転し信号で止まっていたクルマの後ろに着くと、前のクルマの後ろに「四つ葉マーク」が!これはラッキーかも?

案の定、信号が変わって発進したらとてもゆ~っくりな運転。やっぱりそうだ!ラッキー♪と後ろについてゆ~っくり運転。駅に近づくにつれどんどん後続車が来て、ゆっくりな運転なためクルマを連ねてになりましたが「私じゃないのよ。私の前のクルマがゆっくりなの~」の体で運転、無事ジムに着きました。帰りは行きで慣れ、無事どこも擦らず帰ってこれました。

「四つ葉マーク」をつけて制限速度程度のスピードでゆっくり運転していると後続車に煽られたり嫌がらせされることがあると聞いたりします。自分が70歳になって運転していてそんなことされたらものすご~く嫌な気持ちになるだろうなと思います。私が主に運転するのは高速や幹線道路でもない住宅街の道路が多いですが、道がすいていると必ずスピード出すクルマがいて危ない思いをすることも多い。幹線道路の駅前のほうが歩行者や自転車で混雑していて信号も多く渋滞も踏切もあるのでスピード出したくても出せない環境で安心です。

私の母は犬と一緒に暮らしていた時のお散歩経路を通ってワンちゃん仲間が集まっていた公園へ今でも通ってそれを朝の歩く運動にしています。犬がいなくなってしまった今も来ている高齢者は母だけではないようで、母は「犬有りジジババと犬無しジジババたちの集まり」と言っています(笑)お友達のワンちゃんたちに接して癒されたりと、ちょっとした高齢者の楽しい集まりのようでそれは良いこと、母の身体の許す限り続けて欲しいと思っています。集まるのは犬のお散歩時間の早朝。住宅街の中のその公園周りや公園までの道路、早朝ともなればクルマもあまり通らず安心かと思いきや、ものすごいスピードを出して通り過ぎるクルマがいるそうです。

一時停止無視どころか、赤信号でもスピードを緩めることもなく飛ばしていくクルマに遭遇したこともあるそうです。駅前の幹線道路では早朝でもそんなことをするとは思えない。住宅街の早朝、人もクルマもいないだろうと思えばこそだと思います。高齢者のお散歩の人たちと犬が被害にあったらどうしようと心配になりました。「そんなクルマがいたら動画撮って警察に通報してやれば!」と言ったら「全員年寄りでそんなことできないわよ。モタモタとスマホ操作してる間に行っちゃうわよ」と言われました。確かに。

高齢者の危ない運転についてはさんざん言われていますし、事故の報道も定期的に見聞きします。もちろん判断力や集中力、反射神経の鈍くなった高齢者の運転は危ないでしょうし、そのような状態ではないけれど年を考えて慎重にスピード出さすに運転しているだけの高齢者と見分けがつかないので言われてしまうのは仕方ないこともあるかと思う。でも住宅街の中をスピード出して飛ばしたり、遅いクルマを煽ったりするような性格悪いせっかちなドライバーよりスピードを出さない「四つ葉マーク」のドライバーのほうがよっぽど安心です。私の場合、知り合いの70代ドライバーは元気に運動しているジム友なのでそう思うということはあるかもしれませんが、今の時代、70代はまだまだしっかり運転している人が多いと思います。