若いころほどの聴力ではなくなっているにしても、60代ともなると多少は耳が遠くなっていてもそれが普通かと。普段の生活に支障があるわけではないのであまり気にしてはいません。
1番分かり易いのはテレビの音声が聞こえにくくて音量を上げるとか?そういうことはないのでまだ大丈夫かとは思っています。主人も同様です。

60歳代になると、「軽度難聴」レベルまで聴力が低下する音域が増え、聞こえが悪くなったことを感じる人が急激に増えてきます。さらに70歳をこえるとほとんどの音域の聴力が「軽度難聴」〜「中等度難聴」レベルまで低下してしまいます。65-74歳では3人に1人、75歳以上では約半数が難聴に悩んでいるといわれています。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会


ちょっと前に受けた人間ドックでは聴力に問題はありませんでしたが、軽度難聴程度は問題なしとされる年代なんだと思っています。若いころと比べたら確実に聞こえなくなっているのは自覚しているので。

はっきり自覚できたのは軽トラで売りに来るお豆腐屋さんのラッパの音が聞こえないことがあるから。最初はそんなバカな!と思いました。だって、あのラッパの音です、ラッパ!少し前まで(50代くらいまで)はあれを聞き逃すなんてありえなかった。たとえテレビがついていたり料理中だったとしても。でも今は主人が騒がしい番組を見ていたり、洗い物で水音ジャージャーなんてやっていると聞き逃すようになってきました。うそみたい、、、(T_T)

そんな自分に驚きがっくりもきていたのですが、先日母が「お豆腐屋さんも私とあまり変わらないくらいお爺さんだからやめちゃったのかしら。このごろ全然来ないわね」というではありませんか。

お母さん、62歳の私でも耳が遠くなってきていて料理中なんかだと聞き逃すことがあるのよ。90歳に手が届こうという年齢のあなたは外のラッパの音が聞こえていないんだと思うわよ。毎週ちゃんと来ていると言ったら「あらやだ!来てたのね?なんでわからなかったんだろう?」と言うから「耳が遠くなっているのよ!」と教えてあげました。静かな部屋の中で私や妹と普通におしゃべりしている時には特に耳が遠くて聞こえないということもない母ですが、家の外の音にはもう相当鈍感になってきていることでしょう。まぁ母の場合は90近くまで耳はそこそこ大丈夫だったものの、頭のほう、物覚えが最近相当怪しくてそちらのほうが心配ですが。

通っているジム、朝一番で行く妹は運動目的より朝風呂目的で来ている70代80代の方々と運動終わりにお風呂やパウダールームで毎回一緒になり、「その方たちのおしゃべりの声がすごく大きいのよね(^^;」と言っていますが、たぶん耳が遠くなってきているからですよね。

ジムのロッカールームでも数列ほども違うロッカーで着替えているジム友同士が話している声を聞いて「あ、来てるな」とわかることもしばしば。来ていることを知るどころか、どこどこに寄ってきてから来たなど話している内容もばっちり聞こえて、着替えたあとスタジオで会ってもう1回同じ話を聞いたり。その日顔を合わすのは1回目でも話は2回目。

同じくジムの受付では時々怒鳴って文句言っているおじいさんを見かけ、「何も怒鳴らなくてもいいじゃない。普通に話せばいいのに」といつも思いますが、あれも耳が遠くなっているから?いやいや、年取ると怒りっぽくもなるそうですからあれはわざとかしら??

昨日はジムへ行く電車の中で同じ車両でもかなり離れたところに座っていた70代後半~80代くらいのお友達同士と思われる女性2人のおしゃべりが、2人とも声がびっくりするくらい大きかった。すいている車内で離れたところに座っていたのでうるさくてたまらないということはないのでかまわなかったですが、話の内容がはっきりわかりました。こっちだって多少難聴になってきている身だというのに、それでも私が降りるまでの間のお話でお2人の身体のどこが悪いのかよ~くわかってしまいました(^^;

シニアだらけのジム。こういう気付きもほぼ全部ジムがらみだわ。

自分も声が大きくなっていないか気をつけないと、と思ったとて難聴気味になってきたら自分ではわからないわけで、、、同い年の主人はもちろん、同年代同士でもわからないから妹とかジム友とも注意し合えないでしょう。若い娘に頼んでおくしかないですね(^^;