今年はちょっと遅くなってしまいましたが、
お雛様を飾りました。
毎年2月になったらなるべく早めに飾るようにしています。

3月だからとのんびりしていて2月も末まで出さないでいると
3月3日ゆえに出したと思ったらもう片付け、ということになるので。
何度かその失敗をしたので「2月になったらなるべく早く」にしました。
お雛様は飾るのも大変、片づけるのがさらに大変だから、
出す日としまう日があまりに近いとめちゃくちゃ忙しいので。

ひな人形

娘が生まれてから欠かさず飾っています。

いつまで飾るのか調べてみたら、いついつまで、という区切りはないそうです。
子どもの健康と幸せを願って飾るもので、その願いは確かにずーーっとですもんね。

でも、いろんな事情で飾れなくなる時も来ると思います。
もっと年をとって今の家より狭いところに移ったときとか、
私がこれだけのものを飾ったりしまったりするのが無理になってきたときとかでしょうか。

雛人形って持ち主の災厄を引き受ける身代わりで、お守りと同じで一人一つ用意するものとのこと、子どもや孫へと引き継ぐのはダメなんですね。

だから、祖母の、母の、娘の、という具合に一軒の家にいる女性の数だけお雛様を飾るのが正しいということですが、そんな飾れる家ってどのくらいあるんでしょうか??

うちなんて娘のだけで精一杯です、これのせいで2月はリビングの掃除がし難いわ💦

飾れなくなった時は、もちろん人形供養や人形感謝祭にと思っています。
ひな人形について調べると扱いのタブーとして、人に譲る以外には
ゴミとして処分するのは避けたいと書いてありますが
そんなこととてもできないです、怖い(;゚Д゚)

人形が大好きでバービーとかテディベア、ビスクドールなど大事にしている私でさえ
人形ってなんか怖いなぁ~と思います。
やっぱり「災厄を身代わりで受けるひとがた」という、
もとは穢れを移す儀式用だったことがなにやら怖い雰囲気なんでしょうね。

主人はバービーやテディベアは平気ですが(ま、当たり前、それが怖いって言い始めたらそっちのがなんか怖い)、ビスクドールは怖いと言います(笑)
それはなんだかわかる気がします。

昔、母方の祖父が3歳くらいの私に外国のお土産でお人形を買ってきてくれたことがあって(私は覚えていない)、けっこう立派なお人形だったそうですが、
私は「怖いから嫌だ」と言って全く喜ばなかったそう。

確かに外国のビスクドールみたいなお人形って子どもの感覚だと怖いかも。

でも、日本人形だってなんか怖いですよね?

怖い人形が好きな人にはこちらのマンガがおススメです。(そんな人いないかw)

山岸涼子傑作選

表題の「わたしの人形は良い人形」の人形の話もかなり怖いですが、
収録されている他の短編も怖いものばかり。

山岸凉子さんは大好きな漫画家さんでほとんどの作品は読んでいますし、
文庫本の傑作選でかなりの作品を持っています。
人形の話はけっこうホラーでそういう直球の怖さですが、
天人唐草を始め、多くの作品は人間の心の闇を描いた怖さでむしろそっちの怖い話のほうが多いです。だから面白いんですけど。

山岸凉子さんといえば、私は小学生の時に「りぼん」で読んでいたバレエマンガ「アラベスク」、これが1番初めでしたし、大人になってからもバレエの「テレプシコーラ」が大好きですが、バレエマンガよりも人間の心の闇を描いた作品がやはり面白いかも。

でも1番有名なのはやはり「日出処の天子」でしょうか。
もちろん、これも大好きです。