宝くじとかではなく、選んだ本です。
久しぶりに本屋さんに行って、平積みしてある中からパッと見て選んだミステリー本。
ケイト・モートンの「湖畔荘」
読んでビックリ、最初から「これは・・!」とものすごく面白そうな予感。
上下巻を夢中になって一気読みしてしまうほどの面白さでした。久々の大当たり。
初めて読む作家で第5作目とのことなので、これは絶対前作も読もうと思います。今回のは永久保存版決定。だから邦訳されている残り3作も買おうと思います。

湖畔荘

70年の時を超えた物語。舞台はイギリスのコーンウォールとロンドン、1931年~1933年と2003年の現代、2つの時代を中心に行き来しつつ、1911年~1913年の時代も所々に折り込まれてミステリーの謎解きは少しずつ解明されていくんですが、そのミステリー要素の過程もすごいけれど、物語性がとにかく素晴らしかったです。ネタバレになってしまうのでほとんど何も書けないですが・・切ないけれど感動するミステリーでした。これは絶対妹と母にも貸さねば!私と感性が同じだからこういう話は絶対好きなはず。

それと、70年の時を超えた物語なので、主人公の1人の現代は86歳、母とほぼ同い年。(現代が2003年で今から20年も前ですが・・)幼いころのこと、80歳も大きく超えた今、遥かな時を超えた記憶を実感できますね。私も60歳だし、こういう何十年にも渡って過去と今を行き来する時を超えた物語、身近になってきました(笑)

いつもネットで無限にあるのでは?と思える中から買っているので置いてある本が少ないことに戸惑い、とりあえず平積みしてある少ない中から(特に海外ミステリー、たいして数並んでいなかった)買ったんですが、こんな大当たりを引くとは・・・
置く場所が限られているからこそ売れている本、評判の良い本を厳選してあるのかな。
ケイト・モートンの訳者あとがきで「ゴシックロマンス風ミステリ作家として世界中に熱狂的なファンを持つ若手実力派である」とあったから私が知らないだけでミステリー好きな人なら知っていて当たり前の人だったのかも💦

「忘れられた花園」と「秘密」も買いました。
でも本屋さんごめん、ネットで買いました。だってこの2つは確か置いてなかったと思う。帯を見たときどうせなら最初のほうの作品からにしようかなと思って棚のほうも見たけどなくて、それで続きものじゃないから最新のでいいかと思って選んだから。(店員さんに聞けばあったのかもだけど)

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湖畔荘 上 (創元推理文庫) [ ケイト・モートン ]
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