昨日のブログで書いたお酒の付き合いで朝帰り、何も男性だけでなく昔の自分の交友関係の中では女性でも明け方まで飲んで遊んだりそのまま友達の家になだれ込んで泊まったり、というのはありました。

娘に聞いたらそんな友達いないって。もちろん、羽目を外すこともあるのが人生で1番多い時と思える大学生時代は、友達と飲んで1人暮らしの誰かの部屋まで行って朝までというのはあったけど、そんなことを社会人になってまでしている人はいないと。

私はいましたよ、そんな友達、同僚、先輩に後輩(^^;
今の若い人たち、昭和の(特にバブル期ということか?)おっさんおばさんとはかなり意識が違うようで、なんですか?今の若い人たちって上司に飲みに誘われても「それは残業代つくんでしょうか」とか平気で言っちゃうって?ホントですか?笑 羨ましいわ~やっぱり私は今の時代に仕事をしていたかったわ。

そんな友達や同僚、いましたけど、私は「飲み過ぎて終電逃しちゃって、友達の家に泊まったの」なんて言う彼女たちの話を聞くたびその密な付き合いに内心引き気味、朝まで恋愛相談に乗ってもらってどうのこうのとか聞くと正直「うわー、、、💦」で(他人の恋愛興味ない)自分はお酒が飲めなくてよかったと思ったものです。

夜、寝るまでの時間を1人で好きなことをしてゆっくり過ごしている時に、泥酔した友達が泊めてくれといきなり来たら私は非常に迷惑。付き合いでお酒の場には多々行きましたけど、お酒が飲めないこともあって2次会3次会と付き合って朝まで、なんてことはなかったし、実家住でしたから酔っ払いの突撃を受けることはなかった環境だったことが大きいかったと思いますが。もし自分がお酒が好きでお互い泥酔するまで付き合えたとしても、泥酔して突然の泊まったり泊めたりなんて深い付き合い、本気で心配できたり自分の時間より優先と思えたりする友達は非常に少なかったし、それ以外の付き合いの友達にそこまで付き合うのは性格的にムリだったと思います。

だから、話を聞くたび「そういう付き合いをしている人たちってすごいな、心も広いな」と純粋に、本当に嫌味でもなんでもなく思っていました。スマホもlineもない時代に「飲み過ぎた~」「終電逃した~」な時点で深夜や明け方にいきなり「泊めて~」と頼って行ける、頼って来る友達がいることに驚き。複数いることに驚き。

自分がムリだったこともあってその広く深い交友関係と社交性が羨ましくもありました。そのムリな性格が昔は仕事のお酒がらみの場で非常にネックでしたので余計に。

今の時代はどうだかわかりませんが、昔のCAの仕事は直行便がなかった時代などは特に、1週間以上あちこち泊まりながらのフライトも多く、各ステイ先では必ずや「お食事会」がありました。晩ご飯をその時一緒に飛んだクルーで行くというだけのことなんですが、当然のことながらお酒が入って長時間になることが多かったです。それが私は苦痛でした。お酒でだらだらと長くなってくると「あ~めんどくせ~いつまでこの酔っ払いの相手せにゃならんの。早く部屋に帰ってゆっくりお風呂に入りたい」と思っていました(^^;

食事の後、次の飲みに行くぞー!みたいなノリには一切ついていけず、ついてもいかず、「食事は付き合ったからいいでしょう」てな気持ちでサッサと引き揚げていました。持ってきた本も読みたいし、せっかくこの地に来ていて明日は行きたいところがあるので朝早起きしたいし、と。でも大勢でわいわいやるのは楽しいと最後までとことん付き合っている同僚の社交的でノリの良い性格を「いいなぁ~」と思う気持ちもありました。自分はネクラなタイプなんだわな~と若いころはコンプレックスだったのも事実です。

ただ、昔は飛行機が大きくてクルーもコックピットクルーまで入れると20人以上と多かったため私のようなタイプも私以外に1人は必ずいたことで自分が極端に変わり者だと思うこともなかったです。ペーペーのジュニア(新人)のころは「では、わたくしはこれで・・・」と部屋に帰ろうとする先輩にすかさずくっついて帰りましたし、自分が先輩になってからは「わたくしも!!」とついてくる後輩が必ずいました。グループが寄せ集めでそのフライトが初対面でもそういう人たちと翌日ショッピングや観光に一緒に行ったりして仲良くなったりもしました。これはとても楽しかった良い思い出です。

年をとるにつれ、自分の非社交的なコンプレックスはどうでもよくなっていき、人から「付き合いが悪いヤツ」と思われようがかまわなくなり、むしろ自ら交友関係を自分で狭く、より狭くしていったわけで、その狭さがとても楽です。そういう点が年をとって良かったことの1つでしょうか。(年をとって良かったことってほかに何があるかわからんけど( ;∀;))