まさきとしかさんの本を3冊立て続けに読みました。
文章が読み易いのでどんどん読み進められて、1日ちょっとで3冊読了。
「レッドクローバー」は妹から借りた本で、「あの日、君は何をした」と「彼女が最後に見たものは」はkindle unlimitedに出ていたのでダウンロードして読みました。
共通しているのは舞台が寂れた田舎町(レッドクローバー)でも地方の町(あの日君は)でも都会近郊の町(彼女が最後に)でも、どこにでもある日常、家族のお話であることで、その傍から見たら平凡な人間関係の中に潜む闇、悪意、狂気、毒親・・・を軸として進むミステリーです。
どれも伏線の回収もしっかりしていて面白かったです。
「レッドクローバー」→傲慢、陰湿、悪意、すごい女性ばかり。これはイヤミスのカテゴリに入るのでは?
「あの日、君は何をした」→母の愛と狂気が怖い。
「彼女が最後に見たものは」→ホームレスまで転落した女性の過程が切ない。インスタでの虚飾の幸せ自慢のドツボにはまっていく女性、リアルでもいそう。
ミステリーは男性が主人公の暴力中心のものよりも、女性の心の闇に焦点をあてたもののほうが怖いですね(^^;
まさきとしかさんは1965年生まれ。
今回初めて読みましたが、他の本も読んでみたくなりました。