友達と飲んで朝帰りしたお婿さんに娘が怒っていたことがいまひとつピンとこず、逆に「そんなことで怒って大丈夫?」とちらりとお婿さんに同情までしてしまった昭和の感覚の還暦過ぎた私でしたが、
当のお婿さんはえらく反省し、翌日はデパ地下の有名店でケーキを買ってきてくれたそうです。
さすが新婚!と思いましたが、主人は新婚のころだってそんなことしてくれたことなど1回もありませんでした。本人にそんなに悪いことをしているという感覚はなかったでしょうから当たり前ですが。
昭和のおっさんと令和の夫たちとはかなり違うみたいです。(我が家だけじゃないといいけど)
そもそも結婚したからといって女性のほうが仕事を辞めるという考えがない。お互い仕事を持っているので家事も基本分担制みたいです。イクメンという言葉ももはや古い感じに思えるほどにだいぶ前からありますからこの先子供が持てたとしてもそうなんでしょう。
とはいえ、共働きで家事分担といっても掃除は娘が全部しているそうです。片づけや掃除に関しては家が汚いことに耐えられない方、「このレベルまでは綺麗にしたい」と思うレベルの高い方が負けですね~お婿さんはかなりおおらかな性格でそこがとても良いところだと思っていますが、掃除レベルに関してもおおらかで乱雑でも気にしないそうです。「埃では死なない」と言い切れる人いますが、そのレベルみたい。そうすると気になるほうが片づける、掃除をする羽目になる、これは仕方ないでしょう( ;∀;)
娘も週末は一緒に過ごす期間も長かったのでそこは結婚前からわかっていたみたいであきらめていたそうですが。
もし子供が持てたとしても、母親の負担がほとんどになるでしょうし(当の子供本人がママじゃないといや~!というあれ、子育て期間中は誰もが経験していますよね(^^;)いくら共働きですべて半々に、と決めておいたとしても実際はかなり均衡が崩れてくることと思いますが、今の時代は夫の意識も周りの目もだいぶ違うからその点では楽なんでしょうか?
私が結婚した当時、周りの友人知人親戚、思いつく限り見渡しても結婚と当時に仕事を辞めた人のほうが断然多かったです。高校時代の親友、従姉は20代前半で結婚しましたが寿退社(この言葉、今の若い人って知ってる?)私のCAの仕事はSSと呼ばれる新人扱いの期間が3年間あり、その後自動昇格してAPと呼ばれるアシスタントパーサーになりましたが、アシスタントパーサーにならずに寿退社した同期の方が多かったです。寿退社はしなくても子供ができた時点で激減。産前産後休暇までとって子供を産んだあと仕事に復帰したのは片手の指で数えられるほどでした。
産休や育児休暇の制度がしっかりしている会社も今より少なかったでしょうし、他の会社のことはわかりませんが、しっかりしていても産後復帰し難い雰囲気は今の比じゃなかったと想像します。私の会社はそのようなことはありませんでしたが、なくても子供を産んでからも仕事に復帰した同期同僚のほうがずっと少なかったです。職場復帰は育児休暇と同時進行で復帰するための土台を整えることが必須。それができない時点でアウトでしたから仕方ないし、それは女性側が全て負っていました。父となった男性も交代で育児休暇をとるなんて聞いたこともなかったです。というか、そんな制度なかったのでは?もしも当時からあったとしても現場では男性チーフや男性パーサーが育児休暇とったなんて聞いたことなかったです。
それでも私が在職中から世の中の常識と実際の制度も徐々に進歩はしていました。私の時は産後の育児休暇は1年で、娘が1歳のお誕生日を迎えると同時に職場復帰しましたが、私の後に子供を産んだ同期が育児休暇を取った時は2年まで取れるようになっていました。彼女は当然2年を選んでいてとても羨ましかったのを覚えています。
そこからさらに進歩して今は男性も育児休暇を取っているのかしら。
今の時代は良くなった?でも実際はどの程度浸透しているのか?そういうことを世間の話題で見聞きしても想像するしかできないこととなって長い。これからまたそのリアルが運良く身近に見られるようになれたら嬉しいのですが・・・