年とともに記憶力が低下するのはもう仕方ないですよね、誰でも例外なくそうなるのだと思いますし。

それにしても、咄嗟に出てこないことの増え方がこれは正常なのか??と心配になったり
なぜこんなことを度忘れする???と自分でもツッコみたくなるような、
こんなこと=小学生でもすぐわかるような単語とかだったりするので嫌になります。

この前なんて主人とお正月の話になったとき、
突然「初詣」という言葉を度忘れ、あとから「なんで??なんでこんな言葉を度忘れする??」とさすがにうろたえましたよ。

「ほら、あれよ、年の始めにみんなするやつ」

「は??なにを??」

「あれよあれ、神社やお寺に年の始めに参拝するやつ」

「え?初詣のこと言ってる??ちょっと、大丈夫??」

と心配されてしまった、、、

でも同年代と話していると「これが普通」と思えるし
同年代同士だと代名詞だけで通じ合えるというか、
年々「代名詞会話の達人」の域に達していくような、、、

さらに!連想ゲームの達人としてもなかなかのものになっていくような気もします。

妹は私の3歳下なので今57歳、60歳になってしまった私から見たら50代ってまだまだ若い!という感覚ですが、昨日妹と話していたときのこと、

大河ドラマの他愛もない話をしてたのですが、人の名前を度忘れ、これはよくあることですよね、
俳優さんたちの名前がほんっとうに!出てこなくなってる、
それはもう当たり前(笑)

がしかし、昨日妹が忘れたのは

「あれよ、あれ、あーーー名前が出てこない、ほら、武田信玄とペアの人よ!」

武田信玄と「ペア」の人、ペアのはずないですけど、私は一発でわかりました。
もちろん「上杉謙信」ですよね。

これは最も簡単な「連想ゲーム」のほうだと思います。
私と妹はとても似ている姉妹なのですごく分かり合えるんですよ。
だから、連想ゲームも最高難易度のものでも会話が成り立つ関係です。

いつも似たような会話をしていて、わりと難しいと思える「連想ゲーム」は
「あれよ、あの、おかゆみたいな名前の人!」

「ああ、井伊直弼ね」(説明の必要はないかと思いますが一応、お粥

そんな感じでなにごともなかったかのように会話はスムーズに進んでいきます。

妹も3年遅れで確実に私の後ろにぴったりついて(衰えて)きてくれているため、
会話をするたび、日々連想ゲームで脳トレでもしているかのようで、
これはこれで鍛錬になってよいのでは??とも思える今日このごろ。

この前、フィットネスジムのロッカールームで着替えていたら、
運動を終えて、少し離れたところで帰り支度をしている私より年配のお2人の会話が聞こえてきました。
その会話が、

「あなた、それは、あれよ、あそこにいってあれしたほうがいいわよ。
私はそれでだいぶマシになったわよ」

「そうねぇ、あそこあれがいいかしらね、いまはあっちのほうやってるけど、やっぱりそれのほうがいいかもね~」

と和やかに会話しながらロッカールームを出ていかれました。

その前に交わしていた会話からの流れもあるとは思いますが、これはすごい!!
こういう代名詞の達人に近い将来私もなれるのでしょうか?
同年代の友人、同い年の同じく還暦の主人、妹や高齢の母との会話の多い日々ですから強制的に精進させられる毎日、鍛錬には最適な環境に自分はいると思っておりますが。

感性の似ている血のつながった妹とは、連想ゲームの難易度も最高値、代名詞会話も先のお二人と同じレベルに達していると自負しております。
がしかし、他人とはまだまだかと。

その前に主人ともそうならねば。

初詣度忘れの時だって、お正月の話をしている最中だったんだから、
主人も「年の始めにみんなするやつ」でちゃんとわからないと!
「神社やお寺に年の始めに参拝するやつ」 までヒントを出してからだと連想ゲームでも簡単過ぎますよね。
主人はまだまだ鍛錬が足りないようです。