年末年始に読もうと思ってブックオフで買った本6冊のうち2冊を昨日読んでしまいました。
2冊とも面白かったので今日同じ作者のものを続けて読んで、1冊で終わるわけないのできっとあと1~2冊は読むと思います。年末は明日までで明日も読むからそれで買った分終わってしまいそう。三が日に読む本がない( ;∀;)

秋吉理香子

「バレエ・ミステリー」というので買った「ジゼル」。Amazonのレビューでどれもそこそこ面白そうだったので同じ秋吉理香子さんのもので在庫ありだった「聖母」と「サイレンス」を買いましたが、「ジゼル」よりついでに買った「聖母」のほうが面白かったです。聖母、すごいお話でしたが気持ちはよくわかります。叙述トリック、どんでん返し、よく出来ていてとても面白かったです。
どちらも海外の描写が残虐過ぎたり陰鬱で暗すぎたりするミステリーとは違って日常が舞台、読み易くあっという間に読めるのでおススメです。

バレエ・ミステリーの「ジゼル」は要所要所に出てくる踊りのバレエ用語や音楽や作品のワンシーンなど、バレエを知っている人だったらより楽しめると思いますが、バレエのことを全く知らなくても問題ないしミステリーとしても嫉妬渦巻く人間関係など普通に面白く読めると思います。

いつも読んでるミステリーでも小説でも、全く知らない業界が舞台のことの方が多いわけで、というかほとんどの人が自分や身内の職業や業界、打ち込んでいる趣味のことくらいしか知らないでしょうから本を読めばそれはほとんどが知らない世界、縁のない世界。知らない世界のほうが読んでいて興味深いし楽しいです。知らなければ知らないほど読んでいて想像するのが楽しいし、縁のない風景や文化などの描写も興味深い。私が軽く読めるミステリーで海外のもののほうを選び勝ちなのはそうした理由なのですが・・・

ただ、あまりにも知らない世界、縁のない世界でさらにそのことに全く興味がないと読んでみようとも思わないんですけど。

かなり前になりますが母が「すごく面白いからおススメ」と無理やり強力プッシュしてきた本があって、貸してくれたんですがそれがシリーズで5冊くらいあって・・( ;∀;)私には全く興味ない世界の話だったのでなかなか食指が動かず・・

それが近藤史恵さんのサクリファイスシリーズです。

ロードレースのお話ですよ・・え?自転車で競争するやつ??団体で走ってるあれ??ツールドフランスの名前くらいは知っているけど見たこともないし。そもそも興味ないw
なんかルールあるんでしょうけど(当たり前)1番最初にゴールしたら勝ちってことでしょ?(違う??)とにかくルールも全く知らないから読むのもめんどくさいなぁ~それに本の表紙も自転車で面白くなさそう(失礼!)

でも貸してくれたのでとにかく最初の1冊だけでも読むか・・・と思って読み始めたらこれがむちゃくちゃ面白くて!!本当に面白い、ロードレースや自転車やツールドフランスや、そんなこと全くわからなくても、それに関しての蘊蓄だって興味深く楽しく読めたしサスペンスミステリーとしても面白かったんですが、それ以上にストーリーと主人公が魅力的ではまりました。で、「え~?自転車~?興味ないよ」と言う妹に無理やり強力プッシュしてしつこくおススメしましたw

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