タイトルはロマンチックですが、
思い出自体は主人と出会ったころのなのでさらにロマンチックそうなもんですが、
実際の思い出はむしろその逆です。
主人は札幌出身なので、結婚の挨拶に初めて主人の実家を訪れたときのこと。
1980年代って、今のようにどこへ行くにもあらゆる年代の人がスニーカー、なんてことはありませんでしたよね。
バブル真っただ中でファッションはワンレンボディコン主流、足元はストッキングにパンプス。
まぁ、いつでもどこでもボディコンみたいな恰好ではなかったにしても
足元のハイヒールやパンプス率、スニーカーもおしゃれなアイテムとして定着している今よりは絶対高かったはず。
行ったのは札幌は雪がうず高く積もる12月。
遊びで行くならそれなりのカジュアルなカッコウで行ったでしょうが、
結婚のご挨拶なのでそれなりのキチンとした服装で。
ところが!そんな恰好で空港から1歩出たら滑りまくって全然歩けない!
札幌の街を案内してもらうも、ヨロヨロ、ツルッ!きゃあ~~!よたよたツルッ!ひゃあ~~!
横でいちいち大騒ぎする連れが面倒になったんでしょう、おんぶしてくれました(笑)
おんぶしてもらって主人の実家へ。
こんな結婚の挨拶した人いる??笑
ご両親と妹さんたちとは和やかに過ごせて一安心でしたが、
そのあと、主人の友人たちと会う約束があったのでまた札幌の街中へ出ないと・・・
主人が、私が凍った道をぜんぜん歩けないんだよな~と言うと
義母が私のパンプスを見て「あらっ!こんな靴じゃ歩けないっしょ!」と。
札幌で売っている冬の靴はみんな滑り止め加工の裏張りがしてあるって。
そうなの?!でも、主人だって私と同じく東京の街中で買って、東京の街中を歩いている靴そのままで来てるじゃない?
靴に加えて幼いころからの慣れもあるんだそう。
歩き方のコツみたいなものがあるんでしょうね、その滑るはずの靴を履きながら
さらに私をおぶって歩けるってすごいじゃない?惚れ直したわ!なんてことはなかったですけどね、
その後、昨日今日のように東京にめったに降らない雪が降り、
さらに積もったり道が凍ったりといった事態になると、
さあ!主人の腕の見せ所ならぬ足の見せ所よ!
今日はクルマじゃなくて電車で会社に行きましたからね、
家から駅までの道のり、
ツルツル滑る凍った道をゆっくり慎重に歩く人たちをぐんぐん追い越して
颯爽と速足で歩いて行ったことでしょう(笑)
ちなみに、主人は雪かきもすごく手早くてあっという間に家の前の道がキレイになる。
今度こそ腕の見せ所!
今回はその心配はなさそうですが、数年前、かなり積もって雪かきが大変だったとき、
主人がガーーッとあっという間に家とその周辺の雪かきをして、
ご近所の奥様から「お宅のご主人、すごいわ~~~!」とお褒めの言葉をいただきましたのよ、おほほ。
結婚の挨拶の時のことに話を戻すと、
私のパンプスを見た義母がこれじゃあ歩けないだろうからと
自分のパンプスを貸してくれたんですよ~~
なので、私はそのあと東京に帰るまでずっと義母のパンプスで歩き回ったんでした。
以上、主人におんぶしてもらって実家に行き、義母のパンプスで札幌の街中を歩き回った雪道の思い出でした。
こんな結婚の挨拶した人、そんなにいないんじゃないかと・・・