昨日の同期会の記事を書いていて思い出した強烈な思い出の話です。
広い意味での同期(採用時期が一緒だった)セミ同期、
セミ同期まで一緒の大きな同期会でのこと。40代になったばかりの時です。
セミ同期とはクラスは違うけれど訓練時期はずっと一緒。学校と同じですね、学年は一緒でクラスは1組から3組まである、みたいな。
だから、同じクラスの同期ほどの強い結びつきはないにしても全員顔と名前はよくわかっています。訓練を終え、乗務し始めてフライトが一緒になれば「同期と一緒!」と喜んで、行った先で2人で観光したり滞在中はずっと一緒に過ごしたことも何度もあります。セミ同期にもとても仲の良い人は何人もいました。
その同期会では幹事の調整で席が同期とセミ同期が程よい混ぜ具合、
番号札を持って自分の席へ行き、もう何人か席についていて和やかに、昔の懐かしい話で盛り上がっているところへ参加し、後から来た人もそろって食事スタート、懐かしい話に近況報告ににぎやか・・・・
表面上は周りとまったく同じ私、ですが内心は
「誰??この人、誰??」
私の真ん前の人、まったく見覚えのない人なんです。
セミ同期でかなり久しぶりだからってここまでまったくわからないなんて・・・・そんなことある??
ちなみに、昔のあだ名や下の名前のちゃん付で呼びあうほどの親しさではない人は当然苗字にさん付けですが、結婚している人がほとんどでみな苗字は変わっていますから、名前でもわからない。
周りの同期たちは何事もないような顔で和やかに会話しています。
その見知らぬ彼女は私のことは知っているようでいたって普通に昔の話を楽しそうにしています。
今の私なら「ありゃりゃ!ここまで物忘れひどくなった??」くらいで済みますけど、当時は40代、表向きは平常心を保って会話し食事しましたが、内心ではこの見知らぬ女性がいったいなんなのか、この状況はなんなのか?芸能人でもあるまいに、ドッキリのはずはないし、何かの余興??落ち着かないことこの上なく会の間中気もそぞろ。
そこでの食事が終わって次のお茶の場へ移動となったとき、見知らぬ彼女が充分遠くへ離れるのを待って、席の近かった仲良い同期に「ちょっと、誰?あの人誰??」
私が言うのと同時に食事の席で見知らぬ彼女の近くにいた同期数人でハモッた言葉w
席が近くて見知らぬ彼女とも話していたセミ同期が、モメている私たちに教えてくれました。
「昔のAさんよ。Aさん、整形したのよ。」って!!
えーーーーー!!
整形って・・・そりゃ今でこそプチ整形とかめずらしくもないでしょうけど、20年前ですからプチ整形だって今ほどにそこかしこにある話ではなかったころ。
目の一重を二重にするとか、その程度の整形ならまだしも、ほんっとうに!!!顔がまったく違う人、と言っても過言ではないほどの変わりよう。
目をちょっと大きくしたり鼻をちょっと高くした程度だったら、さほど親しくしていなかったセミ同期でさらに10数年ぶりでもなんとかわかったと思うんです。でもそんなもんじゃなかったから私たちの驚愕と戸惑いは半端なく、その様子を見たそのセミ同期が重ねて「もう何度もしてるからね。別人だよね」って。
固まったままの私たちの1人が、「確かにね・・何度もやらないとあそこまで変わらないよね、すごい財力だね」(そこ?w)
あれからさらに20年。
付き合いはないし、同期会も行くことはなくなりましたけど彼女は今でもあの時のままの顔なのかなぁ?それともさらなる変貌を遂げて還暦を迎えているのかな??・・と美容整形がめずらしくもなんともなくなった今日このごろ、美容整形について見聞きするたび彼女のビフォー&アフターの顔を思い出してしまうのでした。