中井貴一さん主演の2021年版の「華麗なる一族」
Netflixで観始めたらもう止まらなくて、、、

先が気になって、全12話を連夜眠い目をこすってまで見続け、3日で見終わってしまいました。連日寝不足、この年で暴挙でした、昼間眠くて大変でした(^^;

2007年にも木村拓哉さん主演でドラマ化されていたようですが、当時はそんなこと知りませんでした。やはり今がそれだけ夜、晩ご飯が終わった後寝るまでの時間的余裕があるということが大きい。年をとるのは大変なことのほうが多いけれど、仕事子育てなし、そしてシニア夫婦2人で家事の負担も減り、昔よりうんと時間はある。さらに、Netflixやアマプラなどドラマや映画見放題のおかげでしょう。

山崎豊子さんの原作で、原作本出版は1973年、最初のドラマ化は1974年。子どもだった当時は本も読んでおらずドラマも観ていませんでしたが、家に上中下巻と3冊あったのを覚えています。グリーンや赤の装丁の本だったことまで覚えていて、父と母が「これ、ものすごく面白いね!」と会話していて、その時そばにいた私は父から「面白いよ、読んだら」と言われたのも覚えています。しかし、妻妾同衾とか子どもが読む内容だろうか?(^^; 

その後家にあった原作本は私も読み「ものすごく面白かった」と思ったことは覚えていましたが、内容はほとんど忘れてしまっていたので今回のドラマ、とても楽しめました。内容を忘れてしまっていたせいで次が気になって止まらなかったといえます(^^;

最近のよくある善人である主人公が徹底的に追い詰められて最後の最後で大どんでん返し!で悪役を見返す、という展開ではなく、悪玉が主人公でとても現実的で非情。

非情な野心家を中井貴一さんが演じていましたが、人相まで悪く見えましたよ。中井貴一さんって悪役ではあまり見たことないような?私と同い年で、20代前半の時のドラマ「ふぞろいの林檎たち」の気が弱くてイケてない仲手川くんの印象が強いです。「ふぞろいの林檎たち」は中井貴一さん、手塚理美さん、柳沢慎吾さんなど主演俳優さんたちが同い年でドラマの設定も同じ年だったことと、その後もパート4まで続編ができてドラマの中で年を重ねていく年代ごとに同じ年だったのでかなり印象の強いドラマでした。主題歌も挿入歌もサザン、曲もよかったですね~懐かしい。還暦の「ふぞろいの林檎たち」の人生も観たかった。

山崎豊子さんの小説は「白い巨塔」「大地の子」「沈まぬ太陽」などいろいろ読んでいますが、どれもスケールが大きく、とても面白い。ドラマを観たばかりの華麗なる一族はもちろん、また昔読んだのを順番に読みたくなりました。でも、次にもまだ見たいドラマや映画がたくさんなんで、1度読んでいる昔の本を読みかえす時間がなかなかない💦 Netflixやアマプラがある今の時代、どうしてもまだ観ていない話題作とか面白いとおすすめされた読んでいないもの優先になりますね。

60代の私でもそうなんだから!ということで実家の母が大量にため込んでいる本の片付けを始めていますが、ものすごく古い本ばかり大量、埃もすごい、ホントすごいですわ💦あとから読む、読まないを判定している場合じゃないといった感じです。90歳近い母の「あとから読むかも」のあとからっていつよ(^^; 

本に限らず何かを処分という話になると必ずかもがついてくる。「いつか使うかも」「あとで読むかも」 母の気持ち優先はやめて妹と2人でかなりビシバシやらないと片付きません。「図書館で借りればいいでしょ」「Netflixかアマプラで見ればいいでしょ」を決まり文句に毎週末片づけています。