次から次へと本を読んでおります。
社会派群像劇とタワマンの人間模様の次に読んだのは、とにかく読んでいて心温まる、読後感良く幸せな気持ちになれるこちら。
三浦しをん「墨のゆらめき」
実直なホテルマンは奔放な書家と文字に魅せられていく。書下ろし長篇小説! 都内の老舗ホテル勤務の続力は招待状の宛名書きを新たに引き受けた書家の遠田薫を訪ねたところ、副業の手紙の代筆を手伝うはめに。この代筆は依頼者に代わって手紙の文面を考え、依頼者の筆跡を模写するというものだった。AmazonのAudible(朗読)との共同企画、配信開始ですでに大人気の書き下ろし長篇小説。
内容紹介(出版社より)
ホテルマンが書家の文字に魅せられていくお話?、、、と、内容紹介だとそこまで面白そうには感じないですが(私だけ?(^^;)、読み始めからずーっと夢中になって読みました。
ホテルマンという仕事を自分の天職ととらえ、お客様に喜んでいただくことが喜びという誠実な男性と、書も魅力的なら、型破りでズケズケと物を言うのに人を惹きつける魅力のある書家の男性。性格も育ちも違う2人の男性が、仕事上の付き合いから少しずつ親交を深めて行く過程が心温まるお話でした。
書家の文字の魅力に関する描写を読んでいると、その筆と墨と紙で表す芸術を見てみたくなります。小学生のころずっと書道を習っていたのに、今までそういった展覧会などに行きたい、見たいと思ったことなかったんですけど(影響されやすい性格です(^^;)
妹が買った本や図書館から借りた本などをガーッと一気に読んで、自分で買ったのはこれです、マンガ(^^;
5冊目です。このマンガ、大好きなんです。(※こんな本も買いました)
届いたのがタワマン人間模様の本を読んだすぐあとでしたが、心の持ちようが真逆。どんな人でもきっと身近の狭い範囲でも「上には上がいる」思いをしているわけで、それをいちいち比べていたら神経まいってしまいそう。白川さんみたいに自分が今持っている幸せを見て生活したほうがいいに違いない。今の時代SNSで身近な人はもちろん見知らぬ他人の生活までいくらでも見えてしまうから大変そうですが。インスタは登録はしたもののほとんど見ないけど、そのくらいでいいのかも。