MCUアベンジャーズシリーズの中の「ドクターストレンジ」のシリーズの2作目を観てきました。

なんともややこしい言い方ですが、何人ものヒーロー(主役)たちが一堂に会して戦うのがアベンジャーズシリーズで、ヒーローたちのそれぞれのシリーズもあってまさに入れ子状態になっている映画シリーズ。しかもすべてがどこかで必ずつながっているし、しばらく見ていないシリーズの最後が最初になっていたりで記憶力が加速的に減退している還暦の身にはツライところ。映画によっては家で過去作をDVDで観て復習してから行く始末。

今回のドクターストレンジシリーズはアベンジャーズシリーズとしては1番最近観た「スパイダーマン ノー・ウエイ・ホーム」からの続きだったので記憶力のほうはなんとか大丈夫でした。

「マルチバース」、いわゆる多元宇宙とかパラレルワールドといった世界観でのストーリーで別にそれがわからないわけではないのですが、「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」のマルチバースの世界のほうがわかりやすかったです。

それというのも、スパイダーマンの映画は主人公がトビー・マグワイアの1作目、アンドリュー・ガーフィールドの2作目、そして3作目以降が今のトム・ホランドでアベンジャーズに「スパイダーマンというヒーローで」加わるのは3人目のトム・ホランドから。

マルチバースの世界も、時空間がねじれて他の宇宙や世界とつながり・・というのはSFではよくある設定だしわかりにくいなんてことはない。スパイダーマンの場合は「トビー・マグワイアがスパイダーマンでいる世界」と「アンドリュー・ガーフィールドがスパイダーマンでいる世界」とつながる話でその初代と2代目のお2人もそれなりに年とった姿で登場していたので実にわかりやすかったのです、はい、還暦のおばさんには。
(余談ですが、こういう展開のお話だとみんなで力を集結して事を成したあと、みんながそれぞれの世界へ帰っていくシーン、じ~んと来るお決まりのパターンですね!)

今回はドクターストレンジとその他のみなさんが飛ばされる別の宇宙の世界が「それってどこよ??さっきのとこ??え?また別のとこ??」ってな感じでぼーっと見てたらわからなくなりそうで💦

それと、今までずっと映画だけのシリーズで続いて来ていたのが今作ではDisney+のテレビドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」がすごく関係している、というかそこからの続きでもあるし・・
テレビドラマを見ていない人にはちょっと感情移入しにくいのでは?と思って観ました。

私は「ワンダヴィジョン」は全部観ていて、このテレビドラマがすごく好きだったんです。なのでワンダの気持ちが切なかったですね。
母の愛のお話です。(途中まるでホラー映画だったけど)
マルチバースを見る能力があって、他の宇宙での自分を毎晩夢で見る、他の宇宙の自分はこの宇宙の何もかも失くした不幸な自分と違って自分が持ちたいと切望し持てなかった理想の家族、子どもを持って幸せな生活をしていたら・・・自分の能力をあと少し昇華させればマルチバースを操ることができるなら・・・
母であれば、実行には移さないまでも頭の中では同じことを考えるでしょうね。

・・といった感想を見終わったあとに主人に言ったら、主人はなんかそのへんはさら~と見ていたわよ、同じ感想で盛り上がる、な~んてことはない夫婦(-.-)
あ、「途中ホラーじゃん!」ってとこだけ一緒でしたケド(笑)