そこまで遠い昔ではなく、私の年齢を考えるとむしろ最近と言える。
その最近読んで「面白い!」と思った本「罪の声」
この映画をNetflixで観ました。
どれにしようかとタイトルを見ていって「これは、すごく面白かったやつ!」と目に留まりましたが、「いや、でも本で読んで知っているわけだしな~」と次に進もうとしましたが、ちょっと待て、内容がまるで思い出せません。タイトル横に書いてある数行の映画紹介を読んでもさっぱりです。1ミリも思い出せない(^^;
でも、「すごく面白かった」ということは覚えてます。
これは映画を楽しむにはとてもバランスの良い忘れっぷりでは?
原作を読んでいる映画、読んでいるけれど内容はキレイサッパリ忘れている、、、自分の頭に少々複雑な思いではありますが、本と映画と2度楽しめるわけです、ミステリーなのに!映画のほうでも「えー!」といちいち驚いたりできるわけです。(驚く自分にホント複雑な気分(^^;)
ということで、面白いと分かり切っているけれど「内容は知らない(?)映画」を選びましたので、とても面白かったです。
1984年のグリコ森永事件がモデル、そっくりそのまま取り入れられています。
ミステリーとして、あの事件の真相は本当にこうではなかったのか?と思えるほどでした。
私と同年代の方だったら20代、よく覚えているのではないでしょうか。
とても興味深くも観られると思います。
タイトルの「罪の声」。事件のそこに焦点をあてた、本当に確かに、今どうしているのでしょうか、その後の人生、いろいろと想像してしまうお話でした。おススメです。
主人が出張中の夜は私の好きなタイプのミステリーを1人で観ます。やたらとドンパチしないタイプ、静かに淡々と進む人間ドラマ、現在と過去を繋ぐ因縁、掘り起こされる過去、心の闇、そういうタイプのミステリーが好きなんですが、主人はそういうのを選ばずひたすらドンパチだったりアクションだったり。そういうの、見れば面白いとは思いますが自分では進んで選びません(^^;
「罪の声」は好みドンピシャの人間ドラマ、ミステリーでした。(原作読んだ時もそう思ったはず)
同じようなものが好みの方にはとてもおススメです。著者の塩田武士さんはそういう題材が得意な作家さんでしょうか。「罪の声」以外の本で似た様な感想をブログに書いていました。
日本中を震撼させた未解決事件を描いた
感動ヒューマンミステリー大作!!35年の時を経て蘇る哀しき宿命。
脅迫テープに使われたのは、幼きころの自分の「声」だったーー第7回山田風太郎賞受賞作。「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、本屋大賞第3位。
圧倒的な取材と着想で、昭和最大の未解決事件を描いた傑作長編小説。「これは、自分の声だ」
内容紹介(出版社より)
京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。それはかつて、日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。一方、大日新聞の記者、阿久津英士も、この未解決事件を追い始めーー。
圧倒的リアリティで衝撃の「真実」を捉えた傑作。